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「津波」 著者 高嶋 哲夫

 

★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

 

東京直下型地震を描いた「M8」の続篇。
東海、東南海、南海大地震が時を経ず続けて起こる。その被害を把握する間もなく、巨大津波が太平洋沿岸を襲う。
地震の数分後には襲ってくる巨大津波の恐怖。

 

 

いや~今回も一気読み。
自然災害になすすべもない人間たち。
日本って台風の通り道だし、数個の大陸プレートの上にあるし、地震も噴火もあり得る国なのだ。
そこに原発ってあほかと…と言う話はまたおいておいて。

 

これは東日本大震災前に読んでた。
この本読んで津波って怖いなぁ…と初めて思ったのだけれど、実際には…。

本当の大津波とはこの小説の何百倍も怖いものだとわかった。
震災の津波の恐ろしさときたらもう。
建物の上に乗っかったバス、一面がれきの山、一階部分が全部水に浸かった建物、その映像は心が冷えていくものだった。 

 

津波2

 

この小説読むまでは地震の怖さは、建物の崩壊、火事、そんな感じ。
阪神大震災でもそうだった。
でもこれ読んで初めてそっか、大地震の後は津波がくるのか…とわかった気がする。
というか、わかった気がしてた。

東日本大震災が起こって、津波が襲い、ああそうだ、津波が来るんだ…と思い出した。
なんてこわい現実だろう。
自分の家が跡形もなくなくなってしまう。
海がすべてを奪い去り消し去ってしまう。

 

津波


あれだけ怖い映像を散々見てきてて、それでも本当に自覚しているかっていうと…。
やっぱりどこか他人事になってるのかもしれない。
本当に被害に遭われた方は生活を一瞬にしてすべて奪われてしまった。
きっと今もご苦労があるはず。
いくら復興が進んでも、心の傷や、そして今ではあまり支援を受けられなくなっているんじゃないかとか、問題はずっと残っているはず。

 

こういう本を読んで、もっとしっかり防災意識を持たないとな。
そういう意味でも他の意味でも、この本は政治家に読んで欲しい。特に総理大臣とかに。
本当の支援ってやはり数十年単位で考えるものなんじゃないだろうか。
これを他人ごとにしたり、忘れ去られたりしては絶対にいけないのだと思うわ。

なんか本の内容とか書いてないけどめちゃくちゃ面白かった(と書いてもいいのかわからんけど)です。一気よみ!

 


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