「孤高のメス 6 外科医当麻鉄彦」 著者 大鐘 稔彦
★★★★★(個人評価 ★多めならおすすめ)
地方の病院で脳死肝移植に挑み無事に成功させた当麻。
しかしその風当たりは強く、とうとう同じ院内でまでもバッシングが起こってしまう。
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この巻は何度か泣けてきた。
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当麻がどれだけ周囲の看護婦や技師や患者に慕われていたか、そしてまた多くの医者の指針となったかが胸を打った。
当麻に命を救われた大川町長が島田院長に対して言い切った言葉にも泣けた。
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今まで教授って言うのは手術が上手いんだとばっかり思ってたけど違うんだね。。。
なんかこの本読むと医療関係者に対して不信感がふつふつと。 -
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病院に対して、そして医者に対して見る目が変わりそう。。
内部では突出した人間に対し妬み嫉みが渦巻いて、実際に病院を追われることもありうるんだね。
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小説内では、あまり当麻の心理描写がなされない。
そこらあたりがもどかしい時もあるのだけれど
その辺がかえって当麻の外科医としての優秀さが感じられた理由かもしれない。
クールというか人間離れしたっていうか。
これほんっとに面白かった。
超おすすめ。 -
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