先月から、 

しんそう文化の森に

通い始められた患者さんがいらっしゃいます。

今回で3回目。
3回目は節目です。 


 3回目で身体の変化を自覚されない患者さんは、 

私の手に負えない患者さんであるかもしれない、 

という指標にしています。


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最初は、右肩の痛みを訴えておられて、 

整形外科で「右肩の腱が切れかかっている」、 との診断を受けて来られました。


ですが、レントゲンを撮られたわけではなく、

更には、肩の腱というのもたくさんありますから、

どこの腱なのかは分かりません。


私といたしましては、患部の特定ではなく、

ただ、身体の形をなおすのみであります。


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過去、2回の施術で右肩の痛みは改善されたようでして、
それはそれでホッとしていたのですが、

今回はガラッと身体の形が

これまでとは違っておりまして、 

困惑のスタートでした。 


症状もこれまでとは逆の、左肩の痛み。 

これまでの身体の形とは

全然違う形に歪んでおられるものですから、

また一から、

背骨の一つずつを診ていく作業です。

2回の施術を経て、

今回の歪み方こそが、 

この患者さんの本当の歪み方かもしれないからです。 


 もちろん、今回だけが違うのかもしれません。


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写真はありませんが、 

最初に、 

見た目にまず気になった

右膝の調整を行いました。 

この段階で左肩の痛みは半分くらいになったそうです。  


このあとで全体的にしんそう療方の手技をかけ、

 その後、背骨を診ていきました。


 最後までおかしかった背骨は、胸椎の4番。 

ここにフォーカスして、 

四肢から複数のしんそう療方の手技をかけて、 

調整していきます。

 

 仰向けで、
右手にかける技。 


(左手にかける技もありますが、痛みのあるところなので左手の手技は最小限にとどめる。) 


左右の足にかける技。


うつ伏せで

左右の足にかける技。 


 ここまで来て、

ようやく胸椎4番が
元の位置に戻ってくれました。

 所要時間50分。。

 んー、まだまだ時間がかかってしまいます。 


 できればあと10分くらいは短縮して、 

患者さんへの負担を最小限にしたいところです。


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施術後は、痛みが完全になくなった様子で、 

「また仕事とスポーツを頑張れる!」

 と言って笑顔で帰っていかれました。 

 形もバッチリ真っ直ぐ左右対称。

 

良かった!