先日から来られている患者さん、
3回目の施術をしました。
症状は、
「右膝の内側がずれているような感じ」
「強い疲労感」
でした。
身体はやはり、相当に歪んでおりまして、
日々の過酷な仕事で体が酷使されている感じ。
利き腕が利き腕になるように、
道具を道具として使いこなせるように、
仕事も、そうですね。
すべての人が、何かの仕事について、プロフェッショナルです。引退された方も、その道のスペシャリストだったはず。
それは、日々の身体の動きが、使い方が、形が、
その仕事に合うように記憶され、学習し、
熟練されてゆきます。
言い換えれば、それぞれの仕事に合わせて体が馴染むように歪んでいく、とも言えます。
おまけに、無差別に重力というものがかかっていますから、歪んだ身体は重力に抗えなくなり、さらに歪んでゆきます。そして不調をきたします。
それを不調をきたす前に、本来の身体の形に戻す。
無痛でなおす。本来の形を思い出させる。
記憶させる。それによって歪みにくい身体にする。
不調も改善される。
というのがしんそう療方の考え方です。
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さて、この患者さんの場合は、
症状こそ膝にも出ていますが、
顕著に歪みが現れているのが右腕でした。
常に緊張状態。右腕が身体全体に悪さをしている。
そんな印象です。
今回は全体的に調整したあと、
右腕に時間をかけて施術を行いました。
次回来られたときに、
右腕に改善が見られたら
新しいフェーズで身体も変化してくると思います。
↓左が施術前。右が施術後。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240410/21/haratakuya-shinso/09/ec/j/o1080108015424177877.jpg?caw=800)
肩甲骨が開いて、体の前面が緊張していたのが、
施術後には肩甲骨がキュッと締まって、肩のラインも
左右対称に近づいています。
シャツの襟でわかりにくいですが、
施術前は左肩が短く、かつ、上に引っ張られている。
逆に右肩は長く、さらに下方へ引っ張られている形になっています。
施術後はそのあたりもしっかり改善されています。