先日から来られている患者さん、

3回目の施術をしました。


症状は、

「右膝の内側がずれているような感じ」

「強い疲労感」

でした。


身体はやはり、相当に歪んでおりまして、

日々の過酷な仕事で体が酷使されている感じ。


利き腕が利き腕になるように、

道具を道具として使いこなせるように、


仕事も、そうですね。

すべての人が、何かの仕事について、プロフェッショナルです。引退された方も、その道のスペシャリストだったはず。


それは、日々の身体の動きが、使い方が、形が、

その仕事に合うように記憶され、学習し、

熟練されてゆきます。


言い換えれば、それぞれの仕事に合わせて体が馴染むように歪んでいく、とも言えます。


おまけに、無差別に重力というものがかかっていますから、歪んだ身体は重力に抗えなくなり、さらに歪んでゆきます。そして不調をきたします。


それを不調をきたす前に、本来の身体の形に戻す。

無痛でなおす。本来の形を思い出させる。

記憶させる。それによって歪みにくい身体にする。

不調も改善される。


というのがしんそう療方の考え方です。

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さて、この患者さんの場合は、

症状こそ膝にも出ていますが、

顕著に歪みが現れているのが右腕でした。

常に緊張状態。右腕が身体全体に悪さをしている。

そんな印象です。


今回は全体的に調整したあと、

右腕に時間をかけて施術を行いました。


次回来られたときに、

右腕に改善が見られたら

新しいフェーズで身体も変化してくると思います。


↓左が施術前。右が施術後。
肩甲骨が開いて、体の前面が緊張していたのが、
施術後には肩甲骨がキュッと締まって、肩のラインも
左右対称に近づいています。

シャツの襟でわかりにくいですが、
施術前は左肩が短く、かつ、上に引っ張られている。
逆に右肩は長く、さらに下方へ引っ張られている形になっています。

施術後はそのあたりもしっかり改善されています。