脚色・演出: 谷碧仁さん
劇団時間制作第二十五回本公演
舞台「12人の淋しい親たち」を観劇してきました。

結論から言うと観た方がいい。
早く観た方がいい。10月2日まで。
これは劇場で観てほしい。目撃してほしい。
そして感じて考えて、ぎゅっとなってほしい。

時間が経てば気持ちが整理されて
言葉を並べられるかなと思ったけど
全然整理できない。言葉よりも先にまだ興奮が先走る。

整理できてない状態で書いたものだと思って多めにみてください。

まず陪審員の憶測が事実だとしたら
僕はとても『愛』を感じた。子供を殺した母親に。ただその愛がひっくり返った時にこうなってしまうんだと。
常々いろんな事件を見るたびに、本当の事は当人にしかわからないと思っている。だからこそ陪審員の憶測や妄想が事実だとすれば最初にあったのは愛なのだなと。その『愛』が見える瞬間、感じる瞬間に僕は客席で涙を流してしまったし、その『愛』がひっくり返る度に胸が締め付けられて涙が流れた。

この事件を様々な角度で陪審員達が偏見やエゴで話し合っていく。その言葉の随所で殴られる。当たり前とは何か、本当にお前は正しいのかと。本当に世の中で起きてる事をちゃんと問題提起してくる。だから考えさせられる。知らなかった価値観に触れることも出来る。

この作品を面白い、なんて感想で終わらせちゃいけない。

誰よりも有罪を強く主張してた陪審員3号が
気が付いてないだけで誰よりも子供を殺した母親の気持ちがわかる存在だと感じた時に
物事を見る角度の重要性を強く感じた。
この瞬間はどこなのか、是非劇場で確かめてほしいです。

お話の内容とは少し違うが
冒頭の各々が自由にして
表現があってるかわからないが
散らかってるシーン笑
登場人物がちゃんと1人1人が独立して
自分の時間を過ごしていてとても素敵だった。
日常のシーンを日常的に演出するのって実はとても難しい事のように感じているので。。。
ただこれを俳優さんが各々やってくれればとても楽だけどもし仮に全てに演出をつけてたら。と思うとゾッとした。凄いなと。
でも多分両方なのかな。俳優さんもやってるし、演出の要望もあってああいう日常のこうなるよねっていう素敵なシーンになったのだと自分の中では落ち着きました。

どんな人でも最初は普通の人だった
ただ世の中に出てしまった時にフィルターがかかる

だから最初から狂ってると
決めつけてしまう。

物語が始まった時の見え方と捉え方が
物語の終わる頃には姿を変えます。

とにかくみてください。

劇団時間制作さんと
必ずご一緒させていただきたい。

そう感じるほど
本当に気持ちが熱く
胸は苦しくなりました。
素晴らしい時間を有り難うございました。


10月2日までです!
皆さんの感想も教えてくださいね:)

あー。劇場に足を運んで本当に良かった!!


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沢山のお申し込み有り難うございました!
お会い出きるのを楽しみにしています!

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読んでくれてありがとうございました!