先日の日曜日、晴れ間は見えませんでしたが雨が降っていなかったので

久しぶりにお山に行ってきました。

 

 

もちろん1200GSではなく、軽量アタック仕様となっているTW200です。

大昔はXT400でシングルトラックに行ってましたが、身の程をわきまえる歳に

なりましたのでTW200で20数年ぶりにかつての遊び場へ行ってきました。

 

 

 

懐かしさと不安がごちゃ混ぜになりながら、記憶を頼りにルートに分け入ります。

もちろんTWで来るのは初めてです。

 

 

ここは20数年前に仲間のセロー(225)やCRM250、KMX200やTLM200とトレッキングで

走っていたルート。

私は当時でも既に時代遅れになったXT400などという旧モノクロスサスのオートバイに

乗っていて、スピードの出る林道ではDRやCRM、XRなどには敵う訳もなく、重い車体と

プアーな足周りと全然効かないドラムブレーキをなだめる様に走っていました。

 

 

しかし、林道をハイスピードで走ると対向車との事故を起こしかねない状況になるのは

目に見えていたので、スピードを抑えても楽しめるトレッキングへシフトしていきました。

(シングルトラックならクルマは居ませんので・・・)

 

 

当時はトライアルライダーの成田匠選手がオートバイ雑誌にトライアルのライテクの

連載をしていたりと、

トレール車でトライアル的なテクニックを実践することが一般的になってきた時期で

私のXT400でも何とかなりそうだ・・・

 

 

という激しい勘違いをするのに時間はそれほど掛かりませんでした。

 

 

いま思うと乾燥重量133KgのXT400でトレッキングとは・・・無知とは恐ろしいものですね。

(TWだって乾燥重量120Kgだから特別軽いわけではないのですが・・・)

 

 

しかし、排気量なりの低速トルクとほどほどの車重に助けられ、低回転域のトルクで

坂をぐいぐいと上って行く不思議な性能で、他の比較的新しい車種と走っても

それほど性能差を感じなかったのも事実。

 

 

当時走っていたメンバー間では(勝手に)暗黙の了解として

 

①公道走行可能(登録済み車両)なトレール車であること

(トライアル車やレーサーで参加すると裏切り者と呼ばれる)

 

②公道走行可能なトレールタイヤを履いていること

(エンデューロタイヤやトライアルタイヤ、モトクロスタイヤを

履いてくると軟弱者と呼ばれる)

※ついでにタイヤのエア圧も前後共パンパンの2kg/cm2・・・ゲロー

 

 

つまり、わりと厳しいレギュレーションのなかで、そう高くない難易度のセクションを

クリアするために己のテクニックに磨きをかけるしかないのである。

 

 

もちろんトライアラーやレーサーでしかできないテクニックもあるが、トレール車で

する(できるようになる)のが楽しかった。

 

 

そして、かつての難所のヒルクライム(画像では傾斜が伝わり難いですね。)

 

 

林の中へ続く道は所々に木の根が顔を出し、傾斜は徐々にきつくなり

途中で止まるとトライアラーでも再発進はできません。

かつては路面が乾いていてXT400であれば10回トライして

5回くらいは成功できた坂でしたが、

雨上がり&20数年ぶり&TW200ではクリアできませんでした(T_T)

 

 

久々のお山は自分の腕の衰えをあらわにしてくれました。

次はタンクをノーマルに戻して再挑戦かな?