長崎で腹ペコ その1…カステラ編 | 腹ペコはらぽん、参上‼️

腹ペコはらぽん、参上‼️

刺繡アーティストです。
食い道楽のはらぽんがオススメしたい美味しいものについてや、ライフワークとして取り組んでいるノルウェー伝統刺繍のハーダンガー刺繍、ブラックワーク刺繡、クロスステッチ、編物のことを書いてます。

1月中旬に

初めて長崎と広島を

旅してきました。


当分の間は

旅での美味しい物の紹介と

なりますが

よろしくお付き合いのほどを。


初日の本日は

美味しいカステラの紹介を。




長崎では

色々なカステラ販売店が

ありますが…

はらぽんのお気に入りは

こちらのカステラ。





当日にお店で直接買うのなら

並ぶのは覚悟の

長崎、眼鏡橋の近くにある

和菓子屋さんの岩永梅寿軒さん。

地元の方もオススメの

和菓子屋さんの人気のカステラ。


底のザラメもほど良く

濃厚な味わいのなかにも

しつこくないバランスの取れた甘さに

惹かれます。


このカステラ

1日に作る数も余りないので

買えるかどうか…

自宅への配送での予約だと

半年先のお届けになるそう。


そこで

似た味わいのカステラ、

見つけました。


名前も

奇跡のカステラ。

こちらのほうが

まだお手軽に買えるかと。




販売しているところは、

長崎、大浦天主堂の

ミュージアムショップPADRE です。

大浦天主堂の現地のみの販売だそう。


カステラのケースのデザインが

聖母マリアと幼子イエスとの親子像で

イタリアを代表する

ラファエロの作品の一部なのも

おしゃれですね。




ちなみに

卵、砂糖、小麦粉、ザラメ糖に

もち米、水飴、和三盆糖で

作られた五三焼のカステラです。

五三焼とは

カステラに使用する卵黄と卵白の割合が

五 対 三 とのことで
 
味わいが濃厚ということです。



奇跡のカステラの由来は…


カステラがつたわったころの長崎は

小ローマと呼ばれ、

キリスト教が花開きカステラを

たしなんだ理想郷であった。


秀吉の時代になると

アジア侵略のため秀吉の号令によって、

九州の最西端の唐津名護屋城に

全国の大名が集結した。

長崎外街の商人たちも秀吉と接見した。

「一行の中にアントニオいう若者がいて、 

ポルトガル語、広東語に通じ、

ことに南蛮菓子の達人であった」と記されていた。


秀吉はポルトガルの菓子を食べて

「この菓子の名は何という?」

「カステラと申しまする」

これで「カステラ」は全国区になった。

秀吉にみごとなまでに取り入り、

ついに長崎代官になる。

名はアントニオに変えて「等安」を授かる。

この時以来カステラはキリシタンと、

運命を共にすることになる。


とくに秀吉の「伴天連追放令」から始まる弾圧は

カステラに暗い影を落とした。

決定的だったのは、

1638年の島原の乱で地上からキリシタンが

消滅したかのような事件だった。

カステラをはじめ、あらゆる南蛮、

伴天連に関するものを持つものは

すべて処罰される恐怖の時代がつづいた。


1865年に浦上の信徒が、

献堂なった「大浦天主堂」で信仰を告白しました。


またこの年に現代のカステラ 


「五三焼」が生まれました。


五三焼が世に出ることによって、


ふたつの奇跡が誕生したのです。



以上、説明書きからの抜粋です。



大浦天主堂入り口からの

様子です。




アクセスは

長崎市電で

大浦天主堂下にて下車、徒歩5分。



長崎で美味しいカステラを

お求めなさるなら

是非とも

世界遺産 大浦天主堂にて

ステンドグラスなどの

見学をなされてから

ミュージアムショップで

お求めをオススメします。


移動先 ミュージアムショップ「パードレ」 · 大浦天主堂キリシタン博物館内のミュージアム ショップです。