子どもの人生に対する親の影響ってなんだろうね・・・・・・・
進化心理学や行動遺伝学の領域では・・・・・・・・・・・・・
子どもの育ちに対する親の教育の影響効果は殆どない・・・・・・としている
一卵性双生児と二卵性双生児の比較研究によって、遺伝率や環境影響を数値ではじき出した結果、そのような結論になっているようだけど
でもまぁ、親がこういうことをしたのが、きっかけでこういう仕事についた・・・・なんて話は時々あるんだけど
例えば、生物学者の池田清彦氏は、中学時代に、昆虫好きな自分が、父親に10万円以上もする専門的な昆虫図鑑をぽんっと買ってくれたことが
学者の道に進んだ大きなきっかけになっている
ひろゆき氏は・・・・・子供時代に父親がTVゲームでなく、パソコンを買ってくれたことで、
それで遊んでいるうちにプログラミングに興味をもったことが、その後、2chを立ち上げることにつながっている・・・・・
自分の場合は、父親が、たまたま××の営業職をしていたことで、
職場に一名いた〇〇が羨ましくて俺にを勧めたことがきっかけになっている
でも、それはあくまでたまたま偶然、それぞれのきっかけとなっただけなのだろうけど
誰がどんな時に何をしたことによって・・・・それがたまたま偶然、自分が反応しうるきっかけになるかどうかは・・・・・・・・・
わからないのだろうけど
他にも何種類もいろいろなきっかけにもなりうる外部刺激には子供時代に様々晒されていたけれども、
自分がたまたま反応したものがそれだった・・・・・ということもあるだろう
そしてそれに反応してそれに成ろうと取り組んだときに、たまたまそれを実現できるだけのものが偶然自分にあったとか
人間の人生ってひとつの要因によってひとつの結果が対応しているわけじゃなくて
すごく無数の要素がいろいろ複雑にからみあって・・・・ひとつの行動や結果につながっていることが大部分であって
まぁ、それは子どもの学業成績に影響する因子を研究した行動遺伝学の論文みてもわかるのだけれども
子どもの学業成績には、50%が遺伝で左右され、残り半分も数%しか影響しない雑多な要因がからんで、一定の学業成績が形成されている
子どもの学業成績に対しては親の教育の影響は、3~5%しか絡んでないようだから
勉強しろと言ったくらいで、結果が出せるような子どもは、そもそも出来る素質が初めからあったということだろう
ネット記事とか見てると、親が中卒で学歴コンプレックスだったことによって
子どもは立派な学歴があれば幸せになるはずだと錯覚した親が、必死の思いで私立中学受験させた話とかあったけど
名門私立の中高一貫校の子供の学業成績に対する影響をエビデンスでみると、偏差値にしてプラス1~3程度の効果しかないようである
これにかかる学費は600万円くらいかかるので、めちゃくちゃコストパフォーマンスは悪い。
ほんのちょっとだけ偏差値が上の大学に進学できるくらいの効果しかない
「いい学校行っていい会社に入れば、あなたは幸せになるはずだから、今は我慢して勉強しなさい。」
とかいうの・・・・・今では自分には全く理解できないけれども
そもそも人生や教育に絶対的な正解なんてものはどこにも存在しないから・・・・・・・・・・・・・・・・・
まぁ、わかんないよねぇ、誰のどんな話に耳を傾けようが、話を無視しようが・・・・・・・・・・・・・
まず人生に絶対的な王道とか、正解もなければ、人生の達人なんて存在もいないわけで
社会的成功が・・・・・その人にとって正解とも限らない
その人が何をしたいかが、社会的成功なんかしたくない、何も努力なんかしたくないというのであれば・・・・・・・・・・・・・・
それで・・・本人が死ぬまで生きられれば・・・その人にとってはそれが正解とも言えるし
親の立場だと、子どもも子孫を残して、孫を残すことが正解であると信じている親もいるけど・・・・・・・・・・・
それも本人がどうするかは、自分で決めることでしかないからねぇ
子どもが家庭を持つかどうかは、子どもにしか判断できないことだから・・・・・・・・・
子どもの家庭に責任を負い保障するのは、親ではなくて、あくまで子どもだからだ
ほんと意味わからないよねぇ、生きるってなんだろう・・・・・・・・・・・