ドキュメンタリ映画「ただいま、つなかん」2023年2月公開決定! | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

ドキュメンタリ映画「ただいま、つなかん」2023年2月公開決定!

ドキュメンタリ映画
「ただいま、つなかん」公開決定が発表です
 
  
東日本大震災で甚大な被害を負った宮城県気仙沼で
「唐桑のマドンナ」と呼ばれている
菅野一代さんの10年を見つめ続けた映画です。
 
  
牡蠣養殖業を営んでいた
菅野一代さんの暮らす唐桑は
漁師町として栄えていましたが、
津波で甚大な被害を受けました。
 
多くの人、家、養殖筏・・・
失ったものは計り知れません。
 
多くの学生ボランティアたちがやってきましたが、
被災地には泊まるところがありません。
 
そこで一代さんはかろうじて残った
お屋敷のような広い自宅を
学生ボランティアに無償で宿として
貸し出しました。
 
  
「ありがとねー。
こんな遠いところまで来てくれて、
本当にありがとねー」
と学生たちをもてなしました。
 
 
涙を見せず陽気に振る舞う彼女の人柄が
評判となり、
たくさんの若者が全国から訪れ、
学生ボランティアの拠点となったことは、
町の復興の歩みの早さにも繋がったことでしょう。
 
いつしか一代さんは
「唐桑のマドンナ」、
宿は「つなかん」と呼ばれ、
民宿として生まれ変わったのです。
 
「私も夫も、
震災の前は黙々と仕事する人だったのよ。
変わったの。
生きてるだけでラッキーじゃん!
て思えるようになった」。
   
一代さん、そして旦那さんのやっさん、
2人の周りにはいつも笑顔の花が咲いていました。
 
私は震災から1年が経とうとしていた時、
テレビ朝日「モーニングバード!」で
風間研一ディレクターと取材に訪れました。

 

 
 
一代さんの人柄に魅了され、
彼女が東京に来た時には
美味しい牡蠣を食べさせていただいたり、
たまにお電話したり。
  
たとえ遠く離れていても、
一代さんの幸せを願っていました。
 
 
しかし、震災を乗り越えて、
民宿も漁も順調と思われた矢先、
船の事故で旦那さんのやっさんは帰らぬ人に。
  
どれほどの試練が一代さんを襲うのでしょうか。
  
彼女が運命に立ち向かう姿、
またボランティアの現実を
風間さんは2012年から10年間
ずっとずっと取材を続けて、
そして自ら監督となり
撮り溜めた映像を115分の映画にしたのです。
 
 
実は私も登場しています。
テレビでは流していない秘蔵映像で、
津波に負けなかった
泥だらけの『つなかん』の様子など
リポートしています。
 
ナレーターは、俳優の渡辺謙さんです。
謙さんは震災当初から復興支援を続けられ、
特に気仙沼にはいち早く港にカフェを作って
人が集まる場を生み出してくださった方です。
 
そんな謙さんの優しさが溢れるナレーションに
涙が止まりませんでした。
 
公開は2月です。
多くの方に見ていただけたらと思います。
どうか力を貸してください。
   
一代さん、頑張れ!みんながついてるぞ!!