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東日本大震災で求められた「絆」を歌の力で繋ごうと、
被災地や全国で歌声喫茶を開催し、「震災の記憶を風化させないこと」、「歌で日本中を元気に!」
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大腸がん撲滅キャンペーン活動NPO法人「ブレイブサークル」の副理事/メインサポーターとして
全国各地で検診を呼びかけるイベントなどを行なっております
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映画『マイケル』に寄せて——傷だらけの天才が遺した「最後のバトン」
映画「マイケル」を初日に観てきました。
なんだか居ても立ってもいられなくて、気づけば映画館に足を運んでいました。
「どうだった?」と聞かれたら、今もまだ胸がざわざわして、居ても立ってもいられない。それが正直な気持ちです。
スクリーンで、マイケル・ジャクソン役を演じた実の甥のジャファー・ジャクソンが喋り出した瞬間、私は思わず「あ、マイケルの声だ・・・」と声を漏らしてしまいました。
あの繊細で、どこか傷つきやすいガラスのような、でも途方もなく優しい響き。それが見事に再現されていて、一瞬で彼の世界に没頭させられました。
実際のマイケルより健康的な体型なのに、佇まいだけで彼だと信じさせてしまう奇跡的な凄みがあります。
物語は、デビューした「ジャクソン5」の時代から、ソロアーティストとして誰もが知るヒットを連発する黄金期まで。
名曲の数々、特に「スリラー」のメイキングシーンは本当に楽しくて、映画館の席でじっと座っているのが苦痛なほどでした。
中学生の頃、リアルタイムで熱狂して弟とビデオテープが擦り切れるほど見ていた自分にタイムスリップしました。
今すぐ立ち上がって「ポウ〜!」と叫びたかった。
このままずっと、この輝かしい時間の中で時が止まればいいのに。そう願わずにはいられませんでした。
観終わった後、きっと誰もが「マイケルにもっと生きて欲しかった」と呟くはずです。
でも、私たちの記憶にある彼の晩年は、本当に悲劇だけだったのでしょうか?
2009年6月、彼が突然この世を去った時、テレビでテリー伊藤さんが放った「アメリカは晩年のマイケルに冷たかった」という言葉が、ずっと私の胸に棘のように刺さっていました。
彼の天才的な才能が開花する影には、父親からの壮絶な虐待という深い傷がありました。映画はその影の部分も描いています。
その後のマイケルは、自宅に「ネバーランド」建設、整形を繰り返した顔の変形や奇行が目立ち、やがて世界中から猜疑の目を向けられる少年への性的虐待裁判へと追い詰められていきました。
その姿は、あまりにも切なく、思い出すと胸が締め付けられます。
そこに目を伏せて今頃手放しで称賛だけするのは不誠実な気がして、映画の後、ネットフリックスやAmazonプライムで関連作を貪るように観返しました。
「ポップスが最高に輝いた夜」で見せる「ウィ・アー・ザ・ワールド」のレコーディング風景では、50名近いアーティストに囲まれまさに最高の輝き放つのマイケルの姿が確認できます。
対照的に、あのスキャンダラスで辛い裁判の一部始終を追ったドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン ーザ・バーディクトー」。
逮捕されパジャマ姿で法廷に引きずり出されたり、加熱するマスコミ報道に、人間不信へと追い詰められていくマイケルの実際の憔悴した姿が映し出され痛々しくて泣けてくる。結局、全世界を巻き込んだ裁判は、彼の無罪。
そして、最大の復活劇になるはずだったワールドツアー「THIS IS IT」のリハーサル映像。そこで彼は、ダンサーや制作スタッフたちと円陣を組んだ時、名スピーチをします。 「世界に愛を取り戻そう。そして4年で環境破壊を止めて地球を守ろう」。まるで音楽でアフリカの貧困を救おうとした 「ウィ・アー・ザ・ワールド」だ。
彼は決して、世界から拒絶された被害者のまま終わったわけではない。 幼少期に愛を奪われ、世界中から誤解され、どんなに傷つけられても、心の根底にあったのは「世界を愛し、癒やすこと(Heal the World)」への狂おしいほどの情熱。
彼は自分の悲しみを知っていたからこそ、他者の痛みに誰よりも敏感だった。
彼の音楽が今も世界中で愛され、私たちの魂を揺さぶるのは、完璧なパフォーマンスの奥にある「傷だらけの人間が放つ、無条件の愛」を、私たちの無意識が受け取っているからではないでしょうか。
映画の余韻の中で、あらためてマイケル・ジャクソンの人生を辿った時、私は悲しみではなく、祈りのような希望を託されたと感じました。
マイケルが遺した「あと4年」という地球へのメッセージ。
その4年で私たちは変わったか、地球は守られたか。
それは彼が去った今も、曲を聴くたびに思い出してねと私たち一人ひとりに託されたバトンなのかもしれません。
あなたにとって、マイケル・ジャクソンはどんな存在でしたか?
映画館を出た後、きっと誰かと語り合いたくなる、そんな映画です。
(映画館でミニパンフレットをもらえますよ)







