芸術の秋始まってるよ。
イタリアの名匠ファビオ・ルイージ氏の
N響首席指揮者就任記念公演
「ヴェルディの『レクイエム』」を聞く。
リニューアルされたばかりのNHKホール。
世界三大レクイエムの一つとされるこの有名曲を
生オケで聞くのは初めての体験でした。
始まりは耳を澄ましてかすかにとらえられる小さな音色から、
徐々に膨れ上がったり、萎んだり・・・、
まるでアコーディオンの蛇腹のような音のうねりが続きます。
「生と死」をテーマとする楽曲だけに、
まるで人の呼吸のようだと感じました。
心地良さに身を委ねていると
2曲目の「怒り日」では、
スリリングなトランペットのファンファーレに
雷でも落ちたのかと驚かされる。
ソリスト、合唱団の迫力にも圧倒されました。
やはり生のステージって
この圧を感じることが至福の喜びですね。
生きるとか死ぬとか
いろんな思いがよぎったひと時でした。
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前回演奏の絶品「シェラザード」」は、
こちらでコンサート丸々聞けちゃいます。
ぜひ聞いてみてください。