「原元美紀の女子アナワークショップ」、4周年記念オンラインパーティーを開催しました。 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

「原元美紀の女子アナワークショップ」、4周年記念オンラインパーティーを開催しました。

女子アナワークショップ4周年!

 

「いま現場で求められるアナウンサー」をコンセプトに

2016年に立ち上げたこのワークショップも、

この4月で4周年を迎えました。

 

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月に1回のペースの開催で、

アナウンススキルのブラッシュアップや

マスコミ界の先達の方達を講師にお招きし知識を深めたり、
交流の場としたり。

会員もあっという間に100名を超えました。

 

そして、毎年記念パーティーを開催しておりましたが、

今年は残念ながら早々に延期を決定しました。

しかし、コロナ禍の今こそ、

情報交換や交流が必要な時だと思います。

皆さんの近況、仕事のお悩みを聞いたり、

また4年間の講座での学びを振返る時間を設けたいと

女子アナワークショップ初の

『オンラインパーティー』を企画いたしました。

 

なんと、全国各地、アメリカからも参加者が!

 

30人が入れ替わり立ち替わりで

zoomの画面も一画面には全員収まりません!

 

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初めて会う人、久しぶりの人、大集合でした。

 

それにしても、さすがアナウンサーだけあって、

zoomの画面でもみんなの笑顔がまぶしい。

 

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大笑いしたり、

 

 

無事に出産した仲間へ、みんなでお祝いの拍手をしたり。

 

 

 

お酒のつまみの小魚で、得意の『食リポ』してくれる

竹内里奈ちゃん!(笑)

 

 

 

おうち時間ですっかりマスク職人の中村直美さん。

 

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れれ?

 

野尻英恵ちゃんは肩にチンチラ乗ってるよ!ナウシカかっ!

 

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さて、近況報告は、このコロナでのみんなの働き方の変化です。

 

「ロケには行かない。人には合わない。極力画面越しの取材。

なるべく相手に映像を撮ってもらうことをお願いする・・・

自分自身も自宅で取材編集している

と取材現場がすっかり様変わりしてしまった。」

 

「2班体制で仕事が半分になった」

 

「共演者にコロナ患者が出たため、2週間の自宅待機中です」

 

「感染防止を呼びかける自分たちがコロナに感染してはならないと

大変な緊張感を持って取材しています」

 

ボストンから(早朝)参加してくれた鈴木美貴子さんは、

厳しい状況を伝えてくれました。

 

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いまアメリカはコロナ禍で街は一変。

ボストン市内はマスクなしに歩くと罰金3万円とか。

 

少し前までアメリカではマスクをしていると
「あいつはコロナを持ってる!」と疑われて差別を受けたり、

青いマスクをしていると

「医療現場でマスクが足りないのになぜお前がつけているんだ!」

と責められたりしたそうです。

 

またUberでタクシーを呼んでも、

「アジア人は乗せない」と拒否されてしまったり

かつて自由の国、人種の坩堝であった国も

やはり有事の際は国民を守るための団結が一層強まり、

差別、分断に直面することも多いということです。

 

一方で、大学の授業はすべてオンライン化され、

教師はもちろん生徒の側もパワーポイントなどを駆使して

ハイテク化が進み、

アフターコロナの教育界の変化を想像させると。

 

仕事の現場も、生活も、

もう元には戻れないことは確かですね。

その時私たちが何をが出来るのか、

それはいまどれだけ考えるか行動するかに掛かっています。

 

 

また、これまで4年間の歩みをスライドショーにまとめ、

みんなで見ながら学びを振り返りました。

 

 

 

YouTubeにもUPしました。こちらです。
「原元美紀の女子アナワークショップ」4年間の歩み
https://youtu.be/zl6ncCadobo

 

 

57種類の講座を振り返った感想を聞かせてもらうと、

 

「本番直前の【気持のスイッチの入れ方】をずっとやっています」

 

「食リポが衝撃でした・・・」

 

「インタビューで、

どうやって相手に心を寄り添わせることができるのか

教えていただいたことをいまも大事にしています」

 

「取材で迷った時は講師の方に教えていただいた

【国民の知る権利】に適っているかどうかを

迷った時に思い出しています」


 

ノートを取りながらみんなの話を聞いている人もいました。

みんな勉強熱心です。

 

 

そして、新人アナウンサーから

今回のコロナ報道についてこんな相談がありました。

 

「家にいてください」「休業をお願いします」
など、画面からも呼び掛けたりお願いをしたりしていますが、

自分は賃金も保証され仕事がある立場で安全な身分なのに、

視聴者に向かってそう呼びかけるのは胸が痛い。

一体何を言ってあげられるのかと・・・。」

 

 

同じような思いを抱えているアナウンサーは

たくさんいることでしょう。
 

心の持ち用について、

この日は、私の経験からお話しさせていただきました。

 

いくつかの災害現場などの取材で心が折れそうになったこと、

もちろん私もあります。
 

特に東日本大震災は、

自分だけ安全な立場に帰れることに罪悪感を感じました。

 

私なんかの力が一体何の役に立つだろうか・・・と。

辛くなって申し訳なくなって泣いて腰が抜けるほどでした。

 

立ち直ることができたのは、

被災地のラジオから流れた専門家のこんなアドバイスでした。
 
「もし、大きなものに対峙して自分の無力感に打ちのめされたら、   【目の前のこと】に集中してみてください。

  人ひとりができることなんてそんなものです。」

 

それを聞いて心がすっと落ち着きました。
そうだ、今目の前にあるできることに集中しよう。

丁寧にやってみよう。と思ったのです。

小さな手応えが支えになりました。

  

また、福島の仮設住宅の中で見つけたカレンダーに

こんな言葉を見つけました。

 

 

立ち向かう相手が大き過ぎるときは、目の前のことを丁寧に。
 
逆に、自分のやっていることに意味があるのか

なんて自分の存在意義を否定するような気持ちになったときは、

広い視野を持ってみると良いです。
 

大きな全体の中の何か一つの役割をちゃんとこなしているんだと

実感してみてください。
 

ちゃんと何かにつながっているんだと思えたら

意味を実感できます。

顔を上げて視線を先に向け、自信を取り戻してください。

 

その時に大切なのは、

心を寄り添わせること、想像力を働かせること

なのではないだろうかと思っています。

 

たとえ、平凡な言葉でも、ふとした目線、息遣い、声の抑揚から

どんな気持ちで口にしたのか

ちゃんと伝わると信じています。

  

 

新人からベテランまで、みんなで語り合い、

気付いたら四時間半!

 

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まだまだ名残惜しいですが、

日付も変わったので、ひとまず終了しました。

 

みなさん、必ず元気にまた会いましょうね!

 

 

「原元美紀の女子アナワークショップ」公式サイト

原元美紀の女子アナワークショップ

 

*しばらくはオンライン講座の予定です。

予定は公式サイトに発表いたします。

 

ブラッシュアップしたい女子アナのみなさん

お待ちしています!