オリンパス創立100周年、記念講演を務めさせていただきました。 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

オリンパス創立100周年、記念講演を務めさせていただきました。

オリンパス株式会社創立100周年記念イベントの「大腸がんセミナー」で

900名ほどの関連会社の皆様を前に講演を務めさせていただきました。
 


 

1919年 顕微鏡の国産化を目指して創立、翌年発売。
1936年 写真カメラ発売。
1950年 世界初の実用的な胃カメラを開発。

 


現在、オリンパス社の内視鏡は、世界シェア7割!
その秘訣の一つには、

ファイバー部分の強さとしなやかさがあげられます。

 


 
ファイバーは、強すぎると腸壁などを突き破る、

かといって柔らかすぎると曲がりくねった腸内を進めないのです。

 

オリンパス製品はこのバランスが絶妙で、

日本人ならではの「しなやかさ」という感覚が他の追随を許さないそうです。
    
   
さて、私の講演タイトルは、

「番組収録で見つかった!内視鏡で救われた!わたしの大腸がん」。

 


   
2006年、テレビ朝日「スーパーモーニング」の取材で

偶然受けたがん検診で異常発見。
   
再検査では異常が認められず、数ヶ月後に下血して再々検査。
 
その後、内視鏡で腫瘍の摘出手術を受けたら、

早期大腸がんであったことが判り、

また『内視鏡で取り切ったのでもう大丈夫』

とがん告知と完治の報告を同時に受けました。

 

半信半疑のまま、

「とにかく内視鏡で全部処置できたのだ」

ということだけ理解して帰ったのを覚えています。
 
開腹手術に比べ、体には傷もつかないし、費用も安い

(保険適用で17,000円ほどでした)。


仕事にも1週間ほどで復帰です。

 


 
そして、早期発見・早期治療の経験を語る啓発活動を通して、

誰かの命を救うお手伝いができていることが

私の生きがいの一つになりました。

まったく想像もしていなかったことです。
 
内視鏡が私にたくさんの喜びを与えてくれました。

 
感謝の気持ちをどう伝えたら良いかといつも思っていましたが、

光栄にも創立100周年イベントでお話をさせていただけることになったのです。
 
しかし、失態を犯してしまいました。
 
講演時間残り2分というところで、

感極まって涙が止まらなくなってしまったんです。
 
突然泣き出した私に客席の皆さんも驚いたことでしょう。
 
なんとか振り絞って
 
「ううっ、みなさまの・・・、こん、こんごのごかつやくをっをを、◯×★△・・・ますぅ」
 
と言ってお辞儀をして退散。
 
会場は静まり返っていました。
 
せっかく呼んでいただいたのに、

恥ずかし過ぎて顔も上げられなかった私に、

「お気持ち伝わりました」と皆さんが温かく声をかけてくださいました。

本当にすみません。そして、本当にありがとうございました。 
 
みなさまに素晴らしい未来が訪れますように。
 
「オリンパス創立100周年記念サイト」
https://www.olympus.co.jp/features/100years/…