今年はもっとありがたみがある「Wダイヤモンド富士」

今年も仕事始めは

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー新春特大ペシャル」、

初日の出中継でした！

大晦日からのカウントダウンイベントの司会を終え、

急いで帰り出発です。

目指すは、

富士河口湖町の富士本栖湖リゾートにある竜神池。

富士山からわずか15キロの距離にあるこの池の水面には、

逆さ富士が映り込みます。

そして！

まさにこの時期、

日の出がちょうど富士山頂に差し掛かる

「ダイヤモンド富士」が見られ、

それが水面に映り「Wダイヤモンド富士」となるのです。

私は昨年もこの竜神池から中継したのですが、

その時は過去例を見ないほど

完璧な「Wダイヤモンド富士」が出現しました。

こちらが昨年。

雲も風も氷もないというすべての気象条件をクリアした

完璧な「Wダイヤモンド富士」。

果たして今年はっ！？

なんと早朝に到着すると、

富士山をすっぽり覆い隠すほどの厚い雲！

おまけに水面には漣も立って、

逆さ富士も映っていません。

ピンチ！

プロデューサーには

浅間神社のお守りももらったのに・・・。

初日の出のWダイヤモンド富士を期待して、

池の周りには1,200人もの観光客が待ち構えているというのに！

残念ながら中継時間も短く切り上げる方向に・・・。

しかし、とふと見ると、風上の雲が薄れてきたのです。

切れ間も見えるではないですか。

もしかしたら、ちょうど太陽が山頂に差し掛かる時に

雲の切れ間が訪れるのではないだろうかと、

「あと少しです！」

「雲が切れそうです！」

と悪あがきをして粘ったら、

スタジオの羽鳥さん、石原良純さんも

「なんかいけそうじゃないですかー」

と応援してくださり、奇跡が起きました。

雲が途切れ、Wダイヤモンド富士完成！！

わずか10秒ほどでしたが、

息をのむほど美しく神々しい光景でした。

むしろありがたみが増して感じられました。

念ずれば通ず。

番組が終わってみんなで打ち上げ。

笑顔でお酒が飲めるのも

Wダイヤモンド富士が見られたおかげデス。

羽鳥慎一さん、島谷ひとみさん、山本雪乃アナ、

岡安弥生リポーター、齋藤寿幸リポーターと。
（中継リポーターは、みな山岳部みたいな格好なのだ）

今年も「諦めることを諦め」頑張ります！

ということで、

次の仕事現場へと向かったのでありました。