「ミスは許されない…」。「ゴルゴ13 連載50周年記念イベント」、トークショーMC | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

「ミスは許されない…」。「ゴルゴ13 連載50周年記念イベント」、トークショーMC

「ゴルゴ13  連載50周年記念イベント」の 
トークショーMCという任務を遂行してまいりました。
 
 

私の27年のアナウンサー人生の中でも
かなりハードなミッションでした。
 
なにせ、原作はこれまで50年一度の休載もなく続き、
単行本191巻発売(「こち亀」に続き2番目の多さ)。
 
もらった資料に目を通そうとしても、手に持てない厚み!
手首折れそう、もはや凶器。
 
 
枕よりも高いぞ!
 
 
そして迎えた本番当日。
 
 
リハーサルも念入りに。
 
 
隣の会場にはグッズ展示コーナーがありました。
 
 
ゴルゴ13愛用のライフル、
M16アーマライト カスタムのモデルガン。(82,000円!)
 
 
2頭身キャラのチャーム
 
 
ゴルゴのトレードマーク、白ブリーフ!
 
 
ウイスキーと、グラス。よく見ると・・・
 
 
ウイスキーグラスに銃弾がめり込んでます!
 
 
来場者にはオイルサーディンが配られたのですが、
もしやこれはゴルゴサーティーンと
オイルサーディーンのダジャレかっ!?
 
 
原画も!
 
 
 
 
気分を高めて、さあ、トークショー本番です。
 
ゲストはインパルス板倉俊之さん。
 
サバイバルゲームのファンで、小説も書かれているそうです。
 
ゴルゴの武器についてや、
『もしもゴルゴに狙われた時の逃げ方』、
『オススメのゴルゴ13コラボ商品は?』には、
「コンドームです!
だって、ゴルゴって、『一撃必中』って言ってるのに逆でしょ!」
など会場を笑いでいっぱいに。
 

そーそー、「ゴルゴに狙撃してもらいたい人物は?」との質問に、

 

「それは相方の堤下ですっ!」と即答(笑)

 

 

また、元AKB48、NMB48の市川美織さん。

 

まだ24歳でとっても可愛らしいのに、

ミステリー好きからゴルゴ13の大ファンなったそうで、

一番好きな作品は「芹沢家殺人事件」とか。

これは通ですね〜。

 

ゴルゴを「ゴルゴさん」と呼んでいて、

板倉さんから「あのさ、ゴルゴをさん付けすると

TIMのゴルゴみたいだよ!」

と突っ込まれていました。

 

『もしもゴルゴに依頼をするとしたら?』、

「◯◯をしてもらってYouTubeでバズって欲しい」など(笑)

 

愛らしいお人柄で、

会場のゴルゴファンは

そのまんま美織さんファンになっちゃったことでしょう。

 

現在作画チーフの赤司教さんや

長年さいとう・たかを先生と歩んでこられた

「ゴルゴ13」担当編集で

「さいとう・たかを劇画文化財団」の理事の佐藤敏章さんは

いろんな裏話を披露してくださいました。

 

「さいとう先生は原稿の修正液を乾かす時、

ドライヤーを使わず

くわえていたタバコの熱で乾かすんですよ。

タバコを吸う言い訳かも(笑)」

 

「国際情勢をテーマに扱っているので、

リアルさを追求するために綿密なデータを欲しがるんです。

冷戦時代とか資料が揃わない時なんかは、

医師なら自由に行き来できるからと目を付けて、

その街の道路とかゴミ箱とか生活が感じられる写真を

撮ってきてくれるようにお願いしていましたね」

 

ひとしきり盛り上がったところで、

いよいよ満を持してさいとう先生の登場です。

 

会場は急に緊張感に包まれました。

 

さいとう先生のプロダクションがあり、

イベント主催の地である

「東京・中野を舞台に作品を描いてください」

というリクエストには・・・、

 

「それにはゴルゴが命を狙うような大物が

いなければならないんだよ・・・、あ!俺か!!」

 

まさかのさいとう・たかを先生自身の暗殺指令に

250名のお客様も大爆笑でした。

 

1時間半たっぷりゴルゴトークをしたおかげで、

これから作品を読むときのゴルゴの見方が変わりそうです。

 

帰りにはこんなにおみやげもいただき、

ますます女子力の低いアナウンサーになりそうです(笑)