「唐桑のマドンナ」のドキュメンタリーのナレーションを担当させていただきました。 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

「唐桑のマドンナ」のドキュメンタリーのナレーションを担当させていただきました。

11/18(日)放送のテレビ朝日系全国ネット「テレメンタリー」

というドキュメンタリー番組で、

ナレーションという大役を努めさせていただきました。

 

 

 

テレビ朝日「テレメンタリー」公式サイト

 

今回登場するのは、

3.11で被災した宮城県気仙沼市唐桑町の菅野一代さんです。

通称「唐桑のマドンナ」です。

 

 

実は、震災翌年の2012年、

テレビ朝日「モーニングバード!」で

私が取材させていただいた方なのです。

 

 

三代100年続くカキやワカメの養殖を営む菅野さん一家は

震災の津波で自宅が水に浸かり大きな被害を受けました。

 

この黄色い丸で囲んだ家が菅野さんの自宅でした。

 

 

 

かろうじて残ったこの家を、

一代さんは学生ボランティアたちに開放したのです。

 

「学生ボランティアを泊めてくれるらしい」

と、評判を呼び、

一代さんの家には1000人以上のボランティアがやってきて、

街の復興のために力を尽くしてくれました。

 

被災者でありながら、

いつも笑顔で学生たちを受け入れ支えていく一代さんは

いつしか「唐桑のマドンナ」、

自宅は「つなかん」という愛称で呼ばれるようになりました。

 

そんな一代さんの力強くたくましく生きる姿を

私も取材させていただきました。

 

 

「どうしてこんなに笑顔でいられるのだろか・・・、」

 

そんな私の質問に、

 

「震災前はね、私、こんなんじゃなかったの。

仕事に燃えててね。1番になってやる!って、

黙々と作業してたの。

 

でもね、命が助かって、

今こうしてたくさんの人が集まってくれて、

これ、最高じゃん!って思えるようになったのね。

 

好きな人たちに囲まれて、

いま、私、生まれ変わったんだよね」

 

私に向けられる笑顔も、まぶしいくらい輝いていました。

 

一代さんが東京で物産展に出店する時も

いつも駆けつけては変わらぬ笑顔に出会えて、

ほっとしてました。

 

 

一緒に取材した風間研一ディレクター、

番組スタッフの藤原裕子さんも。

 

 

「つなかん」は、2013年に本格的な民宿になりました。

 

名物は一代さんの笑顔と

旦那さんが漁で採って来る新鮮な海の幸!

 

 

 

そんな一代さんを第2の悲劇が襲ったのです。

 

去年3月に、ワカメ漁に出ていた旦那さんの船が転覆事故。

 

同乗していた長女が亡くなり、

旦那さんと三女の夫も海に投げ出され行方不明に・・・。

 

最愛の家族を失い、

一代さんから笑顔が奪われたのです。

 

その一代さんが、”2度目の再起”として

民宿つなかんを再開させるというのです。

 

再び立ち上がった一代さんを追ったドキュメンタリーです。

 

ずっと取材を続けている風間ディレクターが、

「ナレーションやりませんか」

と声をかけてくれました。

 

嬉しくて涙が出ました。

 

 

撮影や編集スタッフも、いつものメンバーが集結。

 

 

MA室にも一代さんの笑顔の花が咲き誇ります。

 

プロデューサーも思わずニッコリ。

 

 

みんなでエールを込めて作りました。

 

こんなにも一生懸命に生きる1人の女性の人生を

たくさんの人に見ていただけたらと願います。

 

 

テレビ朝日系全国ネット「テレメンタリー2018」

 

 

「“3.11”を忘れない74

 2度目の再起 ~与えられた運命を愛す~」

https://www.tv-asahi.co.jp/telementary/

 

東京では、18日(日)午前4:30~5:00
宮城では、21日(水)午前2:00~2:30


の放送になります。
 

地域によって放送時間が異なるので、番組HPをご確認ください。