「ハムレット」観劇。
「ハムレット」観劇。
シェイクスピアの戯曲を「レ・ミゼラブル」で知られる
ジョン・ケアード氏が演出。
ハムレット役は内野聖陽さん!
共演は、貫地谷しほりさん、國村隼さん、
浅野ゆう子さん、北村有起哉さん、そして村井國夫さん!
みなさん舞台、映画、テレビで活躍される実力派!
3時間を超える圧倒的なセリフのシャワーを浴びて、
観る方もなかなか体力が入ります(笑)
セリフもだいぶ現代的に訳されて、
特にハムレットの皮肉の度合いが強まって感じます。
例えば、ハムレットの父(王)を殺して未亡人となった母(王妃)と結婚して
王座を手に入れた弟(ハムレットの叔父にあたる)に対する
ハムレットのセリフはこんな感じ。
「血の繋がりは濃くなったが、
心の繋がりは薄まった」から、
「近親感は強まったけど、
親近感は弱まった」へ。
デンマークを舞台とした物語ではありますが、
今回は和風なセットと衣裳。
そして、舞台の上手に出番を待つ役者が、
下手になって客席の一部が設置。
あんな席に座ったら、役者さんの息遣いまで聞こえそうだけど、
緊張感でたまらないだろうなと思ったら、
私はフツーに1階の正面の席でした。
ほっ。
それにしても、
どの時代もどの民族も、親が子を思ったり、
人を疑ったり、信じたり、憎んだりする心というのは
普遍なんだなとつくづく感じました。
ちなみにシェイクスピアで好きなのは、
「ロミオとジュリエット」と「マクベス」です。
でも、観るのに体力いるんですよね〜。