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誕生日!10周年!25年目!トリプルスリーだよ、全員集合!!

4月29日、私にとって3つのおめでたいことが重なりました。

ちょうどそんな折、よくお世話になるお店から
「うちのお店使ってよ」との提案もあり、
急遽記念パーティーを開催させていただくことになりました。

題して、

「誕生日!
結婚10周年!
アナウンサー生活25年目!
トリプルスリーだよ、全員集合!」


GWだし、わずか4日前だし、
誰も来てくれないかも…と心配しながら、
これまでお世話になった方や友人たちに緊急連絡。

私たち夫婦の出会いの場となった神楽坂女声合唱団メンバー、
「音無美紀子の歌声喫茶」メンバー、
東京アナウンスセミナーの教え子や、
春に立ち上げたばかりの「原元美紀の女子アナワークショップ」参加メンバー、
テレビ朝日「スーパーモーニング」時代からの同志、
大腸がん撲滅キャンペーン「ブレイブサークル」の仲間、
その他お世話になった方々や仲良くしてくれている友達…、
なんと60人も来てくれました!感謝!

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司会進行はもちろん私。

私には芸がないので、
そこはエンターテイナーな友人たちの力を借りようと、
ステージからどんどん指名をさせていただく
ぶっつけ本番ショーでした。

まず、乾杯のご発声をお願いしたのは、
私たち夫婦の仲人を務めてくださった
世界で活躍されるファッションデザイナーのコシノジュンコさんと
写真家・プロデューサーの鈴木弘之さんご夫妻。




いつも私たちを応援してくださるお二人で、
10年前にウエディングドレスも
コシノさんデザインのものを着させていただきました。



その結婚披露宴の写真をスライドショーで上映。

客席からナレーターの峰 剛一さんをお呼びし、
写真に合わせて生のナレーションをお願いしました。




峰さんはテレビ朝日「スーパーモーニング」で
ご一緒させていただいた方で、
重厚な低音、絶妙な間はナレーター界トップクラスです。

その場で原稿を手渡しただけで、
どんな写真があるのかご存知ありません。

しかし、緩急自在のナレーションで、
盛り上げてくださいました。

お見事!


続いて、私がこの10年お蔵入りを決めていた
「なれ初めVTR」を意を決して上映。



実はこのVTR、酷いんです、私が。

新人時代の噛みまくりのニュースや、
顔面から冬の池に飛び込むバラエティー番組の映像、
さらには当時の上司、多田しげ男アナウンサーの暴露話など、
とてもアナウンサーの後輩や教え子たちには見せられないNG集でした。

会場に駆けつけてくれた教え子の皆さんには、
こんなにド下手でも、
努力を重ねれば25年もアナウンサーを続けられるのだと
励みになればと公開しました。

いや、下手過ぎて生徒が逃げるかも…。


ここからは、プロの技の披露大会!

女流講談師の神田きらり改め、神田鯉栄(りえい)さんは、
前日に真打ち昇進したばかり!

神田鯉栄

お披露目公演の最中駆けつけてくれ、
「美人の褒め言葉」として有名な講談
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花…」を
披露してくれました。

その迫力ある声と流れる台詞回し、
時折パシッ!と唸る張り扇に
会場は「これぞ伝統芸能!」と魅了されました。


そして、世界に一つだけの声を持つオペラ歌手のマリア・セレンさん。

実は、ソプラノからテノールまでの声域が出せる歌声の持ち主で、
男女のデュエット曲「Time to Say Good-bye」を
一人二役で歌い上げてくださいました!

マリア・セレンさん
(「驚異の歌声」として、YouTubeでも人気です)


私たち夫婦も参加している「音無美紀子の歌声喫茶」チームは、
会場の皆さんと「青い山脈」「上を向いて歩こう」を大合唱。






と、ここでサプライズで、
ピアニストの赤星裕子ちゃんから結婚10周年ケーキが登場し、
ほんとうにビックリでした!

いつもサプライズを仕掛ける側なので、される側になるとは思わず、
言葉も出ないほど嬉しかったです。

裕子ちゃん、皆さん、本当にありがとうございました。




清水よし子さんのシャンソン「バラ色の人生」に乗せて、
ダンスを踊らせていただきました。




締めくくりには、夫の音楽仲間たちから
演奏のプレゼントをしていただきました。

ソプラノ歌手の柴田紗貴子ちゃん、
ヴァイオリニストの岡崎晶子ちゃん、
ピアニストの赤星裕子ちゃんです。


私の好きな曲を2曲リクエストさせていただきました。

プッチーニ作曲の「私のお父さん」、

そしてもう一曲は「サウンド・オブ・ミュージック」から
「すべての山に登れ」。

この曲は最近の私のテーマとしている
『山を登る勇気』を与えてくれる歌です。


「すべての山に登れ」

山深く谷越え
道なき道踏み分けて
恐れずに進めば
いつか夢は叶うはず
たとえ道は険しくとも
神は行く手見守りたもう
光射すいただき
目指し進めどこまでも
たとえ道は険しくとも
神は永遠に見守りたもう
Climb ev'ry mountain 気高き
明日へ続く道を行こう



私のこれまでの人生は山あり谷ありでした。

周りの人に「なぜいつも崖淵に立つの?」
と心配されるほどでしたので、もっと楽な道もあったのに、
私はそれを選ばなかったのでしょう。

仕事をしてからも、4回ほど「もう苦しい」と思うことがありました。

辛くともなんとか山を越えて来た24年間でした、
だからといって無傷なわけではありません。

今思い返しても胸が苦しくなります。

そんなとき、支えてくださったのは、
誠実にお付き合いさせていただいてきた人たちでした。

アナウンサーの師である故・永井譲治先生が、
「誠実」という言葉をとても大切にされていたのですが、
私を救ってくれたのは
まさに普段はなんにも損も得もない方ばかりでした。

私が苦しいときに思いもよらない方向から
手を差し伸べてくれたのです。

今回のパーティーも、そのような方ばかりが駆けつけてくださいました。

こんなに祝福をいただき、一生分の幸せに浸れた日となりました。


歳を重ね、登るべき山と迂回しても良い山の区別も
出来るようになってきた気がします。

皆さんから力をいただき、
「登るべき山はすべて登ろう!」
と決意を新たにしました。


今後ともどうぞゴヒイキニ。