火災発生の浅草ビューホテルにいました!
今朝の「モーニングバード」で放送しましたが、
昨日昼過ぎ、浅草ビューホテルでボヤ騒ぎがありました。
なんと私、ホテルの中にいたのです!
実は昨日、華道連盟のイベントの司会で訪れていました。
火災発生真っ最中!
まもなくイベントが始まろうとしたその5分ほど前、
消防車のサイレンが鳴り響きました。
サイレンはこともあろうに、私のいた控え室の真下で止まりました!
え!?
まさかこのホテルで火事?
すると、向かいの民家の人がこちらに向かって
「上の階で煙が出ている」とジェスチャーで知らせてくれました。
そんな、まさかっ!
もうイベント開始時刻なので
会場には200名を超えるお客様がいます。
どうなるんだろう?
と思っていたら、館内放送で「26階で火災が発生。全館避難となります。」
とアナウンスされると同時に、
ホテルの従業員の誘導で1階ロビーへ避難。
私はすかさずiPhoneで撮影。
イベントスタッフが「リポートするなら撮りましょうか」と申し出てくれ、
ここからは司会モードからリポーターモードへ切り替え!
ビデオカメラをかついでもらって、
避難の様子やホテルの外観を取材しました。
どうやら厨房から出火&煙があったらしく、
上を見上げると消火活動の水が降ってきました。
ホテルをぐるりと一周し、30分ほどして再び中へ入ると、
エスカレーターが動いていて、
みな荷物を取りに部屋へ戻るところでした。
「鎮火しました」との館内放送があったとのことで、
緊迫感は和らいでいました。
私のイベント会場も8割ほどのお客様が戻っていて、
ホテルの指示を待っています。
しかし、なかなか報告も無いので、
主催者や出演者がイベント中止のご挨拶をしながら、
許されるところまでパフォーマンスを披露。
今日のために一年かけて準備したことを
30分の短縮バージョンでやることになってしまいましたが、
会場の一体感は凄かったです。
圧倒的な迫力の墨アートの海老原露厳先生。
間伐材で「太古の森の精霊」をイメージしたドレスを作成した
デザイナーの白浜利司子さん。
そして、パーカッションの楯 直己さんと
ボーカルの永倉秀恵さんは幻想的な音楽で盛り上げます。
パフォーマーとお客様の集中力がうねるような気を呼び、
数百年も前の中国の墨を使って
半紙やドレスに次々と甲骨文字が刻まれていきます。
墨は刻々と私たちの目の前で色合いを変えていき、
まるで生命を宿しているようです。
今日この瞬間だからこそ生まれた空間でした。
結局、その後に「防煙のため空調とエレベーターを切ったので、
イベントはここまで」と要請が入りましたが、
やりきった私たちはなんとも言えない恍惚感でした。
そして私はテレビ朝日へ戻り、取材報告をしたのでした。
さて、今回ボヤ騒ぎの建物内部にいて疑問に思ったことが2点。
①非常ベルが鳴らなかったコト
防災アドバイザーによると、
「パニックを防ぐため、
非常ベルは火災発生階と直上階しか鳴らさない設定の建物がある」。
②エスカレーターで避難したコト
避難誘導時、エスカレーターが動いていてたくさんの人が使用したが、
「本来は非常階段を使用すべき。
途中で電気が止まったら将棋倒しになる危険性が高いことと、
非常階段なら消火・防煙に対応しているから」
皆様もいざという時のために、
覚えておくと良いかもしれませんよ^_-☆