「土井たか子さん、ありがとう!」の集い
先日、85歳でお亡くなりになった土井たか子さんを送る集いがありました。
集まりました。
土井さんの85年を振り返ってみましょう。
1928年 兵庫県神戸市に誕生
1967年~ 大学で憲法の講師を務める
1969年 衆議院選挙に初当選、
1986年 社会党党首就任(主要政党初の女性党首) 『やるっきゃない』
1989年「おたかさんブーム」到来。参院選与野党逆転 『山が動いた』
1993年 憲政史上初の女性衆議院議長就任
2005年まで連続12回当選。
「男女雇用差別」「父系しか認めない国籍法」など、女性差別解消に努める。
外交分野では、多くの外国要人と会見。
クリントン、サッチャー、カストロ、周恩来、鄧小平、江沢民、
金大中、金日成、ゴルバチョフ、ミッテラン、フセイン、アラファト、マンデラなど。
会場には、これまでの選挙ポスターの展示もあり、
政治家としての活躍ぶりが思い出されます。
私は土井さんとは、
「神楽坂女声合唱団」という動物のための
チャリティー活動でご一緒させていただきました。
料理研究家の小林カツ代さんが、
「なにかチャリティーをやりたい。
動物のためなら政治的な主義主張に関係なく
たくさんの人とできるわね」と
各界から動物好きのメンバーが集められたのです。
私たち神楽坂女声合唱団メンバーは、
会の最後に団歌「緑の星に」を歌いました。
実は、2002年4月にこの曲をレコーディングした時、
土井さんはソロパートを歌っていらっしゃいます。
今回は、そのCDに重ねて歌い、
土井さんの歌声とコラボレーションです。
今日も生きるものたちの
祈りの声を聞いておくれ”
演説で鍛えられた力強く包み込むような歌声が響き渡ると、
まるで、すぐ隣に土井さんが立っているよう。
その存在の大きさがあらためて感じられました。
土井たか子さん、本当にお疲れ様でした。
きっと天国でも
「ダメなものはダメ!」と言っておられる気がします。
なので、「安らかにお眠りください」とは言いません。
「ありがとうございました」
と感謝の気持ちだけお伝えしたいと思います。