「おかあちゃん〜コシノアヤコ物語〜」観劇 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

「おかあちゃん〜コシノアヤコ物語〜」観劇

2011年NHK朝ドラ「カーネーション」のモデルになった
小篠綾子さんの生涯の舞台を観に行きました。

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コシノアヤコさんは、
世界的に活躍しているデザイナー、
コシノヒロコ・コシノジュンコ・コシノミチコ三姉妹を産んだお母さんとしても有名ですね。

大正生まれのアヤコさんはだんじりで知られる岸和田で洋装店を営み、
ミシンの腕で三人の娘を育て上げ、
74歳にして今度は自身がブランドを立ち上げ、
シルバー・ファッション界を盛り上げた波乱万丈の人生を歩んだ女性です。

「人生はだんじりと同じで、ぶつかってばかりや。
でも、真剣にやったら、必ずぶつかる!」

というセリフが心に響きました。

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実は私、次女のコシノジュンコさんと
神楽坂女声合唱団の活動で親しくさせていただいたご縁で、
「おかあちゃん」とも仲良くさせていただいたことがあります。

この写真は、今となっては貴重な一枚。

故・小林カツ代団長、故・コシノアヤコさんコシノジュンコです。

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合唱団のステージを観に来た「おかあちゃん」は、
「自分もやりたい!」とメンバーに加入。

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何度かステージでご一緒させていただきました。

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忘れもしないのは初対面の時のことです。

合唱団のステージが終わり、
打ち上げですっかり遅くなってしまった私に、
「おかあちゃん」が一言。

「あんた、帰らんで、アタシの部屋ベッド余ってるから泊まっていき」

ビックリして振り返ると、「おかあちゃん」の顔は『本気』。

思わず「はいっ!」と答えると、
満足そうにニッコリとされました。

そして、「アタシは先に寝てるから、あんたはゆっくり飲んで後から来たらいい」
とルームキーをテーブルに置いて行かれました。

ドキドキしながらドアを開けたこと、
翌朝隣のベッドに「おかあちゃん」がいたことなど、
今でも思い出します。

「おかあちゃん」、今頃なにしてるかなぁ。
きっと天国でもミシンやってるだろうなぁ。


今日の芝居の最後のセリフが、
自分に言ってもらっているように聞こえました。

「あんたの人生はこれからや、頑張り。
そして、アタシの人生もこれからや!」

よし、気張ろうっと!