「音無美紀子の歌声喫茶」、1月公演
新年の歌い始めにふさわしい華やかで明るい会になりました。
100名ものお客様がお越し下さり、満員御礼。
その半分ほどは初めての方でした。
新しい出会いがあるのは、格別な喜びです。
さて、ゲストも華やかで明るい方々がご出演いただきました。
まず、タレントの熊谷真実さん。
底抜けの明るさで盛り上げてくださいました。
最近テレビ番組で広瀬香美さんのレッスンを受けて、
優勝したとのことで、
その上手くなる歌い方を教えてくださったのですが、
それによると…
①お尻の穴をキュッと締める。
②キリンのように首を長く伸ばして
③頭の上で風船を割るように声を出す
「キュン!」
突然スピッツが鳴いたようなカン高い声が鳴り響き、
振り返ると、ピンクの電話の清水よし子さんが実践していました。
あまりの超音波に大爆笑
そして、熊谷さんと音無さんとは、旧い仲だそうで、
「以前2人で歌ったことがある『待つわ』を歌います。」
とおっしゃるから、テレビがなにかかと思うと
「いいえ、忘年会です。宴会芸です(笑)」
いえいえ、橋本志穂さん、村井麻友美ちゃんも加わって、
なかなか見事なハモりでしたよ。
そして、ミュージカル界からは2人も素晴らしいゲストが!
石川禅さんと元劇団四季の吉沢梨絵さんです。
吉沢さんはディズニーミュージカル「リトル•マーメイド」より
「パート•オブ•ユア•ワールド」を。
可憐な人魚姫に会場もうっとりです。
また、アンコールで吉沢さんが選んでくださった曲は、
「アイル•ビー•ヒア」。
この曲は、9.11の悲劇を描いた作品で、
「もう僕のことは忘れていいよ。
君は新しい幸せを見つけてね。
さあ、勇気を出すんだ。」
というメッセージの込められた歌です。
被災地で歌声喫茶を開催するという私たちのチャリティ活動に
ふさわしい曲ではと選んでくださり、
心を込めて歌ってくださいました。
優しさに溢れた歌声に、涙が流れます。
実際に、音無さんも被災者の方が
「自分だけ生き残って申し訳ない」
「自分が死ねばよかった」
という思いに駆られ苦しんでいる方たちと出会われたとのことで、
この行き場のない悲しみを抱えている方の
少しでも慰めになればという思いで
みんなで歌を届ける活動を続けています。
そして、石川禅さんは、
あのミュージカル「レ•ミゼラブル」から、
ジャベール警部の「スターズ」を。
初期の頃から長くジャベール役を演じられた
村井國夫さんの前で歌うのは、
とてつもないプレッシャーだそうです。
そして、あの2011年3月11日、余震の続く中舞台に立ち、
この曲を歌っていたとのことで、
石川さんにとっても特別な思いのある曲だそうです。
静かに一息すうと、普段の優しいお顔立ちから
冷酷非情なジャベールの表情に切り替わり、
圧巻のパフォーマンス!
アンコールでは、青年マリウス役の「カフェ•ソング」を熱唱。
革命に敗れ、仲間を失った孤独と哀しみが切なく響きます。
全く違う役柄を演じ分けて歌う石川さんに魅了されました。
そして、ゲストの方も一緒にお客様と
懐かしの昭和歌謡や唱歌を声を合わせて大合唱。
今回の歌声喫茶は、
とてもドラマチックなステージとなりました。
初めての方にも、リピーターの方にも
きっと楽しんでいただけたのではないでしょうか。
また今年も心通い合うひと時を皆様と過ごしたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
<参加メンバー>
音無美紀子、芦田昌太郎、石原裕子、梅田陽子、奥村伸樹、
神田きらり、清水よし子、中西勝之、橋本志穂、原元美紀、
村井國夫、村井麻友美
<伴奏>
園田容子(アコーディオン)、榮 萌果(ピアノ)
<スタッフ>
栗原知里、村井健太郎、西浦八恵子
<ゲスト>
熊谷真実さん(タレント)
石川禅さん(ミュージカル俳優)
吉沢梨絵さん(ミュージカル女優)
ありがとうございました!
~打ち上げ~
石川禅さんと。