今年も皇居の中心で「万歳」を叫ぶ。
東京駅周辺から長蛇の列。
皇居へ持ち込めるバッグの大きさや中身、さらにボディチェックも
厳重です。
そいて、普段なら入ること許されない正門へ。
警備をしているのは肩にエンジ色のひもがついている皇宮警察
そして、警視庁からも応援が。
みんな「相棒」に出てきそうな警察官ばかりで萌え~。
来る途中、二重橋前交差点付近のボランティアさんから
そうそう、今年は一人じゃありませんよ。
皇室ジャーナリストの久能靖さんと
講談師の神田きらりさん。
きらりさんは古典芸能をやっているので、
東御苑などは入ったことがあるそうですが、参賀は初体験とか。
皇室ご一家がお出ましになる長和殿の前はすでに人がいっぱい。
きらり 「こんなに日の丸振っていたら、全然見えませんね。」
久能さん 「大丈夫。『お言葉』の時にみんな旗を降ろすから」
そして、その時が来ました。
本当に不思議なのですが、
バルコニーの戸が開く前に、
陛下がお出ましになるときは気配で感じるのです。
天皇皇后両陛下を中心に、
向かって左側が皇太子殿下と雅子さま、
右側が秋篠宮と紀子さま、眞子さま。
やはり女性が多いと華やかですね。
『お言葉』を述べられる陛下をそっと見守る美智子さま。
本当に微笑ましいお姿です。
「東日本大震災の被災者にとっては、3年目の厳しい冬が来る」
ことに触れられ、心配していいらっしゃるご様子がうかがえました。
最後は「ありがとう。」で締めくくられます。
このお言葉が聞きたかったのです。
本当に親しみを込めて語ってくださるのです。
さて、帰ってから天皇陛下の会見のお言葉を知り、
あらためてそのお人柄に感動してしました。
天皇という立場は「孤独とも思えるもの」
と率直に心情を語られたことにも驚きましたが、
美智子さまのことをこのようにお話しになったのです。
「結婚により、私が大切にしたいと思うものを
共に大切に思ってくれる伴侶を得ました」。
この言葉の選ばれた思慮深さに、
陛下の国民や皇后陛下に対する愛情の深さが
感じられます。
天皇陛下は常に「国民の象徴」であり、
「一番大切に思うのは、国民」であることを
言外に語っていらっしゃるのです。
ところで、「いつから天皇皇后両陛下のファンになったの?」
とよく聞かれます。
話すと3時間コースなので、
以下にまとめます。
2008年
漫画「日本沈没」(一色登希彦版)で、
天皇陛下と思われる人物が国民を励ますスピーチ
(もちろんフィクション)を詠む
⇒号泣
2009年
①天皇陛下御即位二十周年記念式典
「本当に楽しいひと時でした。どうもありがとう。」
との率直なお言葉に心鷲掴みにされる。
⇒今上天皇に興味を持つ
②小学館謝恩会 で一色さんから天皇陛下の場面の逸話を伺う。
⇒とにかく、今上天皇を自分の目で見てみたい。
②久能靖さんに連れられ、天皇誕生日一般参賀 デビュー。
⇒小さく「万歳・・・」と口にする
③皇居内にある宝物殿「尚蔵館」にて、
兵庫県から寄贈された大皿のキャプションに
「毎年1月17日はこの皿を近くに置かれ、
阪神淡路大震災の被災者の方に心を寄せていらっしゃる」
とあり、国民を想うお心に感動。
2010年
①ゴーマニズム宣言「天皇論」「新・天皇論」を読破。
⇒涙で本がぐちゃぐちゃ。
②翌朝独りで天皇誕生日一般参賀 へ。
⇒「天皇陛下、ばんざーい!」完璧。
2011年
①東日本大震災で天皇郷両陛下のとられた行動や
国民を励ます約5分間のスピーチに感動
②宮城県を慰問される両陛下のお姿を間近で取材。
未曽有の大惨事の中に、両陛下から
「生きる力」を受け取る被災者の方たちの様子を目の当たりにする。
以上。
ま、必然ですね。
さらに、久能靖さんから
皇室ご一家の普段のご様子などをお聞きし、
その慎ましいお暮らしぶり、
教養、見識の高さ、慈愛に満ちたお人柄を知るにつけ、
ますます敬愛の念が高まるのです。
そして、いつもみんなに言うのですが、
「とにかく、一度自分の目で確かめたら判る!」。
きっと私と同じ気持ちになることでしょう。