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日本の経済成長の鍵~ダイバーシティ~

15日、朝日新聞社が主催する
第5回ダイバーシティ推進シンポジウム
「新しい時代の扉を開く~経済成長と次世代リーダー~」
の総合司会を務めました。

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パネリストには、

小池百合子氏(衆議院議員)や、

夏野剛氏

(慶応大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授)

など、論客がそろい踏み。


日本におけるダイバーシティ=多様性のある働き方について

意見を交わしていました。


ダイバーシティというと、

女性の社会進出に出産・育児との折り合いをどうつけるかということに

視点がいきがちだったのですが、
企業にとっても成長するための人材確保は欠かせない問題なのです。


しかし、小池さんいわく、

「ダイバーシティって、日本ではまだまだ浸透していないわ。

『その男女平等の都市、何県にあるんですか?』

といまだに聞かれます」


「IT産業の台頭など、産業の主役が変わってきているのに

『9-5時に出勤という働き方』だけが

数十年前の官公庁をモデルにしたままなんてナンセンス」



また、そもそも

「同じ釜の飯を食ってる奴だけの企業は行き詰る」

という夏野さんの言葉に納得。


私は局アナを辞めて

自分の身分がサラリーマンでなくなってから長いので、

好きな時に休めるけれど、

不規則・長時間労働・保証なしが当たり前なのですが、

会社勤めをする女性にとっては

ライフスタイルと働き方って必ずぶつかる壁なのですよね。


それがわかっていながら

対処できていない日本社会に明日はあるのだろうか…。



また、「ダイバーシティー先進国から見たニッポン」というテーマで

駐日フィンランド大使館 報道・文化担当参事官

ミッコ・コイヴマー氏が講演を行い、

フィンランドでは労働力の44%が女性という背景について

語ってくださいました。




さらに、女子大学生の就活に関するセミナーも同時開催されました。

大企業の女性部長や20代の若手エースが登壇し、

「企業を選ぶ決め手」や「女性が長く働き続けるということ」について

貴重な意見を話してくださり、

その後の個別相談会も大盛況でした。


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就活する学生にとっては宝物になるような言葉が

きっとたくさんあったことでしょう。

私にとっても、忘れられないのは、


「就職試験でマニュアル通りしっかり覚えた言葉を並べる人が多いけど、

「『きちんと話すこと』と、『きちんと伝えること』違うのよ」

という言葉でした。


アナウンサーの道にも通じますね。





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