ネットで出会うということ

三鷹女子高生殺人事件は痛ましく、
衝撃を持って受け止めています。

ご遺族、親しかった皆様には、
胸中お察しすると、
かける言葉も浮かんでこず、
ただご冥福をお祈りするあまりです。


今回の事件は、
真相が明らかになればなるほど、
どうすればよかったのだろうかと
考えさせられます。

報道されておりますとおり、
2人の出会いがFBであったとのことから、
『ネットで出会うことの危険』が注目されています。


私は1997年に個人のサイトを立ち上げて、
15年なります。

Windowsは、まだ95。

ネットの黎明期で、
当時はmixiや2ちゃんねるも無い時代。

チャットや掲示板でファンの方と直接交流したり、
オフ会を開いたり、
なんとも平和な時代だったと振り返ることができます。

そのような私自身のこれまでの経験から、
『ネットの出会い』全てを否定することはできません。

実際にお会いして素晴らしい方もいましたし、
知り合いでもなかなか会う機会の作れない人や
寡黙な人の本音もネットだからこそ伺うこともできました。

一方で、見ず知らずの人に傷つけられたり、
知人の『ネット弁慶』ぶりに困ったことも事実です。


しかし、私たちは、
もうネットの無い時代には戻れません。

今から『ネットで出会う』ということを
否定する選択肢はありません。

しかしネットには甘いワナもたくさんあります。

ならば、
私たちはどのように身を守れば良いのでしょうか。


それには、
『リテラシー』という言葉もありますが、
簡単に言うと、
目を養うことではないでしょうか。

まず、

「情報を鵜呑みにしてすぐに飛びつかないこと」。

そして、ここが大事、

「リアルとギャップがないか確かめること」。


この二つを心がけるだけで
ぐっと危険は減ります。



「騙される方が悪い」
「いじめられる方も悪い」
「自業自得」

こんな言葉が私は大嫌いです。

この言葉を否定するために
私は自分の仕事があると信じています。


どんな時も
「騙す方が悪い」し、
「いじめる方が悪い」よ。

当たり前じゃん。


ましてや
「殺されても仕方ない」なんて認めたくありません。


そうじゃない現実を残念に思いながら、
誰も不幸な目にあったり、
巻き込まれたりしないように願うだけです。


最後にもう一度、
彼女の早すぎる死に心よりご冥福をお祈りいたします。





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