劇団四季「リトルマーメイド」 | 原元美紀 オフィシャルブログ 「原元美紀のミキペディア」 Powered by Ameba

劇団四季「リトルマーメイド」

劇団四季の「リトルマーメイド」プレビュー公演を観てまいりました。

「モーニングバード!」水曜レギュラーゲストの
萩谷 順さんとバッタリ!

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それにしてもね、
この作品、ご存知の通りあの「人魚姫」が原作ということは、
主人公は海の中で生きているってワケですよね。

もちろん足のかわりにヒレが生えているワケで、
これ、どうやって、舞台化するの?

水中バレエ団以外無理でしょうパー

と半信半疑な気持ちで行ったのですが、
ちゃんと「ここは海の底…」と信じさせてくれる仕掛けがいっぱいでした。

ほらっ!

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フライングって空を飛ぶものだと思っていたけれど、
海の中を泳ぐという逆転の発想に驚かされました目

そして、ヒロインのアリエルを始め、
人魚たちの髪はみな海草のように向かって上に揺らぎ、
そして足ヒレの動きの美しいこと…


さらに、海の生物たちのカラフルさは、
まさに舞台向きだったのですね。

お魚さんたちが集まって

海の世界の素晴らしさを歌う「アンダー・ザ・シー」の場面は

こんなに鮮やか!音譜

photo:02



もう楽しくって、
今からでも自分もダイビングのライセンス取って、

飛び込みたくなるくらいでしたようお座


さて、ストーリーは、とてもロマンチック。

人魚姫のアリエルが人間の王子様に恋をして、
その気持ちを利用した悪い魔女に騙され、
美しい声と引き変えに足を手に入れる。

けれど、期限までに王子様の愛を得られなければ、
アリエルの魂は魔女のものにされてしまうのだ。

果たしてアリエルの恋の結末は…!?


そのまま海の底で暮らせば、
お姫様として幸せで苦労のない日々が約束されているのに、
なぜアリエルは危険を冒してまで人間の世界へ向かったのでしょうか。

それは、劇中、「パート・オブ・ワールド」に歌われています。

『すべて持ってる。でも、なにか足りない。』

ここがすごく好きなのですよね~。
胸がキュンとなります。

自分で行動するのことで

「憧れ」を手を入れるヒロインに魅かれます。


余談ですが、
この「リトルマーメイド」、
ディズニーが1991年にアニメ映画として公開した歌詞が
1997年に再公開された時では訳が違うのです。


新作で、

「♪教えて欲しいことたくさん なぜ火は燃えるの?」

と歌うところは、
「ああ、アリエルは海の中に住んでるから、火を知らないのか」
と言葉通りにとらえちゃいますよね。

実は旧歌詞では、

「♪聞いてみたいことたくさん 火が燃えるってなんのこと?
誰かを好きだと燃えるって?」

と恋を予感させるものとなっているのです。

私はこっちの方が好きだな~ラブラブ


とにかく、歴代ディズニーのヒロインで、
恋する気持ちにここまで駆り立てられたお姫様はほかにいないでしょう。

恋の勢いってすごいね。

って、ため息つきながら観ました(笑)