コンプレックス解消!?
実は、昔から私のコンプレックスは・・・、
立ち方・歩き方なんです。
昔の人は美人を例えて、
『立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
と言いましたね。
しかし、私の場合、
立てばピサの斜塔(斜めっている)
座れば座敷童(こじんまりしている)
歩く姿は茶運び人形(カクカクしている)。
ま、フラフラとして、常に千鳥足なんです
ということで、
念願の「立ち方・歩き方」のワークショップに参加しました。
知る人ぞ知るスタジオ・レイの加瀬玲子先生のレッスンです。
加瀬先生を知るきっかけは、本屋さんで、
緒形拳さんの帯に惹かれて何気なく手に取ったのがこちらの本。
発声には体つくりが基本ですが、
これまで根性論で受け継がれてきたところが大きく
なかなか納得できる理論が見つかりませんでした。
けれど、加瀬先生のメソッドは、
呼吸・発声・滑舌の『正体』を、
先生ご自身の実感からとらえていて、
「話す・演じる・振る舞う」点でとても実践的なんです。
実は、本を読んだ後、
すぐさま『呼吸講座』に参加しました。
呼吸はすべての基本となるのです。
これまでワークショップ通いが趣味の私は、
演技レッスン、ヨガ、呼吸ダイエットと様々な呼吸法を習ってきました。
その中でも加瀬先生の呼吸法は、
「声を使う」という観点から考えられていて、
『腹式呼吸―発声』の常識を覆すものでした。
これはすごい!
もっと習いたい!
というところに、立ち方・歩き方のワークショップの開催でした。
これで長年のコンプレックスとさよなら!?
と張り切ってスタジオに行くと、
出迎えてくれたのは、このガイコツ君。
先生いわく、
「まずは、自分の身体を知ることが大切なのです。
理論を学んだら覚えるでしょ。」
正しい知識を得るため、解剖学から学びました。
例えば、足の指ってどこからだと思いますか?
グー・チョキ・パーのじゃんけんができる数センチの部分だと思っていたら、
甘い甘い。
実は、骨を見てみると、ほら
この緑の線から指の骨が始まっていたのですね~。
そして関節も指の始まりから数えて、4つもあるのです。
これらがきちんと機能していれば、
歩く時に足にかかる力を床に逃がしてくれるのだとか。
ここまで意識していませんでした
また私がフラフラ歩くのは、
身体の中心と足の中心がしっかりしていないからだそうです。
こうして見てみると、
人差し指の付け根~膝頭~足の付け根といった中心線が
左足だけズレています。
棒の両脇の筋肉の付き方が違っているのですね。
特に、左足首!!
「骨が曲がってるわけじゃなくて、肉の付き方がオカシイだけよぉ」
と指摘されました。
「だけ」って言われても・・・
うーむ、悲しい現実を突き付けられますが、
偏って歩いているからだそうで、中心を意識して歩くという
日々の努力で改善できるそうです。
コンプレックス解消は、一日にして成らず(泣)
先生は厳しいですが、とても明快です。
フラフラせず、まっすぐついて行こうと思います