キャンサーリボンズ・リポート第4弾 「1000人のがんトモよ!編」
ステージは終盤へ。
邦子 「ここからはまた皆さんと一緒に歌いたいと思いますが、
—その前に、全員で心をひとつにしましょう。
—隣の人と手を繋ぎましょう。」
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今日この会場に誰と一緒に来ましたか?
最近誰かと手を繋ぎましたか?
今日は隣の人のぬくもりを感じながら、ひとつのことを祈りましょう。
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私たちはがんです。
家族もがんばっています。
みんなで応援しあいましょう。
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しっかりと結ばれた手と手。
瞳を閉じると、
みなさんが繋いだ手が、会場を一周回って私たちと繋がっているのを感じます。

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がんを患った山田邦子、鳥越俊太郎、倍賞千恵子、川原みなみ、今泉清保、原元美紀。
愛する家族をがんで亡くした石原裕子、山田貴敏。
日本テレビキャスターで厚生労働省を担当する町亞聖は、
両親をがんで亡くし、
その思いから、がんに関する報道をライフワークとしてきました。
これまでは個人の活動でした。
力が及ばす苦しい思いをしたこともあります。
しかし、今こうして合唱団を作り、仲間がいることに心強さを感じます。
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よく聞かれるのですが、
「スター混声合唱団」の「スター」は、
「人気者」という意味ではありません。
もちろん、山田邦子団長をはじめ、
小林幸子さん、倍賞千恵子さんといった
本物のスターの方もたくさん在籍しています。
でも、それだけではありません。
「夜空に輝く星のように」
という願いも込められているのです。
私たち合唱団のテーマソングは「手のひらを太陽に」ですが、
辛いとき、苦しいときには太陽ってまぶしいですよね。
そんなときは夜空を見上げてみてください。
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一つ一つの輝きは小さいけれど、
たくさんの星が優しくあなたを包んでいます。
みんなあなたの仲間ですよ。
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そんなメッセージを届けられたらと願っています。


