スター混声合唱団デビュー・コンサート第6弾<涙と笑いのトーク2編>
続いては、ドラマ化もされた人気漫画「Dr.コトー診療所」の
漫画家・山田貴敏さんです。
貴敏さんは4月1日の合唱団結成の報道をご覧になって
入団されました。
ご自身は健康ですが、
お医者さまが主人公の漫画を描いているということもあって
がんや病気に対してとても関心が高く、
これまでも講演活動で「がん検診の大切さ、早期治療」を
呼びかけてきたそうです。
邦子 「孤島で奮闘するお医者さんのお話ですけれど、
— —ドラマでは柴崎コウさん演じるヒロインの
看護師が乳がんになりますよねぇ。
— —どうしてそのようなストーリーにしようと?」
貴敏 「ヒロインが病気を克服する物語にしようと思って
——参考にいろいろ調べていたんです。
— —すると日本人では30人に一人が乳がんになると
言われていたのに、
— —たった半年後には20人に一人になっていて、
— —このペースの早さは一体なんなんだろうと
ショックを受けて・・・。」
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日本の乳がん対策が遅れているという実情を憂い、
自らの作品のヒロインに乳がんという運命を負わせたという
エピソードに驚かされます。
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貴敏 「マンモグラフィーなどの検査機器や治療方法も
ずいぶんと進んでいるんですが。」
邦子 「でも、あれは孤島が舞台ですから。」
貴敏 「そうなんです!医療格差があって
最新の検査・治療が受けられないんです。
——やっぱり乳首の下というのは
— —お医者さんの触診ではがんが判りにくいというので、
— —(最新の機器で検査を受けないと)
早期発見されにくいんですね。」
邦子 「私は偶然出演したTV番組で
『乳がんの見つけ方』をやっていて
—— 自分で触って発見したんですが、
—— お医者様にも『よく見つけましたね~』と、
—— ゴッド・ハンドだと誉められたくらいです!」
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連載では、ヒロインはがん再発の目安となる5
年を経過しておらず、薬を飲み続けています。
まだ一波乱も二波乱もありそうな展開ですが・・・?
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邦子 「それにしても、あの島ではほとんどの島民が
怪我や病気になってますねぇ。」
貴敏 「そうしないとストーリーが回っていかなくて。
——そろそろ2巡目かな・・・(苦笑)。」