猿に泣かされるなんて
「まさか猿の惑星でこんなに泣けるとは思いませんでした」
澤穂希選手も驚いていますが、
泣いていいんですっ
「猿の惑星」シリーズは、
ほんとにほんとに奥が深く、
素晴らしい感動巨編なのです。
私なんて、好きな映画のTOP5に入れているくらいですから
公開中のシリーズ最新作
「猿の惑星 創世記」は、
なぜ人類の文明が滅び、類人猿が支配者となったのか
「猿の惑星」の起源に迫っています。
「猿の惑星」シリーズの旧・5部作は1970年前後に製作されましたが、
描かれているのは、
猿と人類の対立だけではありません。
チンパンジーが政治家、
オラウータンは知識層、
ゴリラが軍人という猿の種族間での差別意識も描かれ、
それはそのまま冷戦下の核戦争、
ベトナム戦争など、当時の世相への抗議にもなっています。
第5作目には、
愚かな人類の歴史を、
猿も繰り返さないためにこんなセリフがあります。
「人間は人間を殺すけれど、
猿は猿を殺さない」
さて、今度の最新作には
「進化は猿を選んだ」とキャッチコピーもありますが、
人類の愚かさには、
思わず猿を応援してしまいたくなります。
よく見てください。
猿の瞳から涙がこぼれようとしています。
この涙の意味は!?
私も泣いてしまいました。
みなさんも泣いてください。
そして、この映画が現実のものとならないよう己を律しましょうぞ。
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