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足利事件で急展開

本日10日発売の「文藝春秋」4月号に、

足利事件キャンペーンの

真犯人の『根拠』が詳細に述べられています。


調査報道に当たってきた日本テレビの清水記者が、

その真犯人と思われる不審な男に直接取材を試みたところ、

男は足利事件の被害女児である真美ちゃんと、

事件当日パチンコ店で会話したことも認めています。


そして、その男は、

6年後の群馬県太田市で起きた横山ゆかりちゃん誘拐事件で、

防犯カメラに映っている人物にも

酷似していると証言された人物。


その男は、横山ゆかりちゃん事件でも現場周辺に出没。



果たして、

日本テレビの報道番組「action!」でも3月6日に報じられたとおり、


「足利の真美ちゃんのシャツに残された

真犯人の精液のDNA」

と完全に一致した


ということが判りました。



このDNA鑑定法は「STR法」という、

数億~数十兆に一人という天文学的な確率で鑑定される

最新の技術で、弁護側鑑定人によって行なわれました。



栃木県足利市と群馬県太田市の県境、

渡良瀬川を挟んでわずか20キロ圏内に

起きた5つの幼女誘拐・殺人事件。


パチンコ店から幼女が連れ去られ、

殺人などの重大な結果に至る犯罪は、

全国を探しても他の地域ではほとんど見つからず、

この地域だけに集中したパターンだというのです。


この類似性から同一犯の犯行を疑った清水記者によると、

犯行手口から浮かび上がる犯人像は、


・足利市と太田市に土地勘がある

・休日にパチンコ店に通う

・身長160センチ前後

・タバコを吸う

・幼女と上手に会話が出来る

・血液型がB型



この条件に当てはまる人物が取材の過程で浮かび上がり、

そして、この男のDNAと

真犯人の精液のDNAが完全に一致したというのです。



この重大な事実を、

警察・検察、国はどう考えるか!?



日本テレビ取材班が、

真犯人逮捕への可能性が極めて高いと思われる情報として

当局へ情報提供したと明かしています。


しかし、警察はこの男に対する捜査を

すぐに中止してしまいました。



その中止理由とは?


検察側の行なった鑑定では、

この男と真犯人のDNAが一致しなかったというものでした



つまり、弁護側が行なったDNA鑑定と

検察側が行なったDNA鑑定では、

結果が違ってしまったというのです。


警察の動きはここでストップしてしまいました。



ところが、

昨日驚くべき事実が公表されました。


警察が使用していたDNA鑑定キットが、

汚染されていたというのです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110309-OYT1T00580.htm



検察側が鑑定した際にも、

この汚染されたキットが使用されていました。


弁護側は自作した試薬などを主に使用しての鑑定で、

このキットは使用していませんでした。



2つの鑑定結果の謎が解けたのです。


つまり、検察側の鑑定が不正確だったことが判明したのです。


これで、国が足利事件の再捜査を拒む拠り所である

「DNA不一致」が大きく揺らぎました。


検察はただちに再鑑定をすべきです。



また、もう一つの理由である「時効」。


こちらは、3月8日の予算委員会で、

総理、国家公安委員長が


「ありとあらゆる可能性を否定せず、

必要な対応を取るべき」


と答弁。



次の被害者が出る前に、

一刻も早い真相解明を!





ひらめき電球日本テレビ「action!」の3月6日の緊急放送は、

ネットで全編視聴できます。

特別版「連続幼女誘拐・殺人事件に新事実」

http://www.ntv.co.jp/action/2010/detail/2011/03/post-38.html



ひらめき電球足利事件キャンペーンを展開した「文藝春秋」サイトでは

初回(2009年10月号)から、

第5回 (2011年3月号)までが読めます。

http://bunshun.jp/bungeishunju/ashikaga/


ひらめき電球3月8日の参議院予算委員会

有田芳生議員による質疑は私が要点をまとめました

答弁は、総理、法務大臣、国家公安委員長です。

http://ameblo.jp/haramoto-miki/entry-10827157927.html