■山は真っ赤に燃え上がり。
夫の社員旅行で、群馬県の温泉に赴く。
もう紅葉真っ只中。美しすぎるぜ、日本の山。
こちらの保養所が、まーたすばらしく、
お部屋から、大きなテラス越しに湖が眺められ、露天風呂も付いており。
さらに、メンツもすばらしく、面白い人ばかり。
社員旅行なのに、ほぼ社員じゃない人ばかりの不思議…。
私も友達連れてってるし。
■群馬と言えば、ここに行きたかったのん。
どすん。法師温泉 。
国鉄フルムーンのポスターで、上原謙と高峰三枝子が入っていた温泉である。
すばらしかった。
すばらしかったけど、こだまっちがお風呂全力で拒否&号泣のため、10分でオシマイさ…
いったいどんだけの時間をかけて行ったと思うのさ…むーん。
いや、マジで良かったので、秘湯を守る会 の風呂には全部入ろうと心に決める。
■で、夜、やんややんやとお話していると。
「ねえねえharamiちゃん、この人ね、見えるのよ~」
と、社長婦人に1人の60代の女性を紹介される。
見えるって?と、思っていると。
「おうおう、江原なんか、目じゃないんだよ。彼女は!」
と酔っ払った社長から、野次が飛ぶ。
!
!!
そっち!
いや、どっちだよとも思いつつ。
見た感じは、ゆーるーい、ぼんやりとした女性なんですが。
「あ、あの、じゃあ、私のオーラとか何色なんすかねえ」と軽く聞くと、
私の頭の上っていうか、なんか向こうをみながら
「全体が紫で、その上が緑に覆われているわ」
!
!!
へー、へー、へー。
しかし、緑が上を被っているって、それって、苔みたいだわ…と思いつつ。
右頭上を指差され、「ここは、黄緑なのよね…」
「って、メッシュかい!」とは、お隣の酔っ払いさんからの声で。
■あとは、人それぞれに、体の中に水があるんだそうで。
それを手をぎゅっと握り、じーっと見てくれる。
人によって、川のように流れていたり、コンコンと湧き出していたり、違うらしい。
「でも、不勉強だから、これが何を意味するのかは、全然わからないのよね…私」
とニコッとほほえむ彼女。
私は、広い大地から、ぼこぼこぼこと水が湧き上がっているようで。
「しっかりしている人ね、あなた…」とか、色々褒められて、ちょっと気恥ずかしくなる私。
色々と不思議な話を聞き、ああ、こういう人って本当にいるんだなーと思い
「これから、悩んだり、迷ったりしたこととかあったら、相談しに行っていいですか?」
とたずねると、
「いつでも来てね」と優しく言われた後、にやにやっと笑われ、
「でも、あなた、悩まないじゃない。迷わないわよ」とくすくす笑われる。
!
!!
いやいや、俺、あの、すげー、優柔不断っていうか、あの、悩むってか、あの、あの。
あー、でも、私あんまり人に相談とかせずに決めるよなーと思ったり。
てか、何見られたのかしら…ドキドキ。
今度、彼女のおうちに遊びに行こう~。


