■こだまっちと、散歩。
ずんずんと歩く。
車道めがけ、ふらふらと近寄っていく危ない我が息子。
優しく手をつなぐ。
後ろから、そっと手をつなぐ。
「ほらほら、お母さん逃げちゃうよ~」と前を走り、手を差し出す。
無理やりつなぐ。
全然、無理。
もー、危ないからさー。
車好きで、ふらふら車道行くからさー。
せめて横断歩道は手をつなごーと言い続け、はや一年半。
ひーん。
たまに、「ああ、ひかれちゃったら、ちゃんとわかってくれるかしら。
いや、もう、ひかれちゃいなよ。」
と、思う私は、鬼母でしょーか…
先日、親に「小さい頃から、ちゃんとつないでこなかったからよ」と説教を受け、
本気でキレル。おまえ!やってみろ!いや、やってたか。
ひーん。了見がせまいたあ、おれのことでい。
■で、意固地なうえに、賢いこだまっち。
手を取られないように、防衛策を自ら開発。
別に、物思いにふけてるわけでもなく。
と、自分で手をつなぐ、この意地のありかた。
「人と手をつなげば、輪は大きく。
自分でつなげば、輪は狭く。」
と、中学生の頃、校長せんせに聞いた話を思い出す。
人間、ちいさいんじゃないのおお、こだまっちいい!
そんな夏の一日。

