■こだまっちの眠い時のぐずりは、そりゃあひどいもんがある。

夜6時半を過ぎ、無理やり眠っているところをオムツ替え攻撃で起こされた彼は、大層機嫌が悪い。

しかし、夕方私にはやらなくてはならない家事は満載である。泣きじゃくる彼をあやしつつ、お風呂や夕食の準備をしていると、

「あはははーん」

と、こだまっちの笑い声が聞こえてくるではないか。

「ん?」

とそっと、和室を覗き込むと、


「あまーい!」


あまい

スピードワゴンの井戸田 潤のあの叫び声がテレビから連呼されている。

「んふふふふう♪」

とばかうけのこだまっち。そう、こだまっちは今日の黄金伝説を見て、繰り返される井戸田のギャグに夢中になっていたのだ。

…愕然とするね。っていうか、あれはギャグなのか…。

なんか、よくわからんお笑いタレントが「子供に人気!」とか聞いて、ホントかよ!と思ってましたが。

どうやら、そういうの、あるのかもしれませんなあ。

しかし、何故「あまーい」なんだ。こだまっち。

私としては「飛石連休」とか、そっち方面を好きになって欲しかったりするんだけど。

理想は、もちろん「大泉洋」くんであり。「お母さん。僕は、登山家だからね。こっからは危険だよお。トローリ~トローリ~」とか言われたいの。

大きくなった時、笑いのセンスとか合わなくて「ああ、こだまっち話面白くないんだけど」とかなってたら嫌だなあ。

親バカだと、そうもならないのかしら、とか思ったのである。

あまーい

「あまーいって、やって。」


■その後こだまっちのあまりの笑顔に井戸田にやきもちをやく私。めらめら。

耐え切れなくなった私は、様々なポーズで「あまーい」をこだまっちの前で連呼し続け、彼の笑い声の賞賛を勝ち取ったのである。

いや、「あまーい」って癖になりますな。気持ちいい。あれ?お試しあれ。

あまーい。