■最近のこだまっちは、私の姿が見えなくなると号泣。基本的に側から離れられず、もはやストーカーのよう。

絶望とはこういう声なのか、と私を詩人にさせる力を持つほどの叫び声が聞けるのも、まあ、きっと今だけであろう。貴重な体験ありがとう、ぐらいの気持ちでいた。

最近裏に住んでいるおじいさんが、こだまっちと散歩する私に笑顔で挨拶をしてきた。

「いやあ、すごいねえ~泣いてるねえ。声が聞こえるよ。」

「ああ、すみません、うるさいですか」

「いやいや、ねえねえ、すごい、泣いてるよ。ね。こだま君、すごいねえ。聞こえるよ~。」

「…、ああ、なんか最近すごくてですね。」

「あのさ、この子、病気?」

「は?」

「あんなに泣いて病気なの?」


「…!、あ、いえ、病気ではないと…」

「ふーん、あ、そう」

と言ったところで、そのおじさんは去っていった。

突然の事で、かたまる私。

なんだよ!病気って、病気ってなんだよ!うるさいってことか!うるさい!ってはっきり言え!律儀に「違います」とか応えた私はばかじゃないか!

いや、今まで世間に甘え、近所のおばさんの「元気ね~、頑張ってねえ」などに笑顔で答えていた私。

世間は甘くないってことなのかしら。いや、憎むべきはおじさんなのか。

でも、病気って、おまえ失礼な、だったら、くそ、いや、病気?、まったく。まあ、いいか。

なので、最近積極的におんぶするようにしているのだが、おんぶでも泣く。一体私にどうしろというのだ。

そうか。家事をするなってことだな。側にいろってことだな、とぐうたらを決め込む。そんな一日。

ひとり

「目が覚めて、ひとりだったら、泣くからね」


■先輩ママに、そのことを話すと「号泣する時は、「いい声ね~、ほんといい声だわ~」ってほめてあげるのよ、と教わる。

うーん、奥深いね、育児。