■昨日から、こだまくんはべろべろと舌をだす。明日で5ヶ月を迎える彼の新しい進化である。べろべろ。

べろ

べろですよ。べろ。

人前で、舌なんて出さないじゃないですか。っていうか、出している人見たら「やばいなあ~」と思う。やはり初めて見たときには自分の子供でもびびります。かわいいんだが、生っぽい。そして、こんな間抜けな顔をしていることを本人は気がついていない。堂々とべろべろべろべろ…こだまくんはまだ、舌を出してとまっているのだが、以前ベビざらすで高速に舌をべろべろとだしたりひっこめたりする赤ちゃんを見てびっくりした。もう、そんな早くべろべろしなくてもってぐらいすごかった。

■で、「ベロだしチョンマ」を思い出す。確か、道徳の時間に読んだ記憶が。切なかったなあ。

斎藤 隆介, 滝平 二郎
ベロ出しチョンマ
あらすじ
長松(チョンマ)は12歳。
おにいちゃんだから妹の面倒をみなければならない。
3歳の妹ウメは冬になるとあかぎれがひどく、毎日薬を塗るのだが,その薬がしみるので妹は「痛い」と泣く。
妹をかわいそうに思った長松がそんな時、ペロっとベロを出し眉を八の字にした顔を見せると、ウメは笑って泣くことも忘れてしまう。
優しいお兄ちゃんのことを、妹はまだまわらない口で「べろだしちょんま」と呼んで慕っていた。

ところが、ある日のこと。
いきなり役人が来て、長松の家族はその役人に全員捕まってしまった。
長松の父親が村の代表として代官様に直訴した事が発覚したからである。
直訴をした者は、重い処分が課せられ、家族も同罪。
おとう、おかあ、長松、まだ小さな妹まで家族全員が磔(はりつけ)となる。

妹が「こわいよぉ、にいちゃんこわいよぉ」と泣き叫ぶ。
それを見た長松が叫ぶ。
「こわかないぞ!あんちゃんを見ろ!」
長松は舌をべろっと出しておかしな顔を妹にして見せた。
妹は、その顔を見て怖さを忘れ、笑う。

妹は、笑いながら刺されて死んでいった。
長松も、舌をべろっとだしたまま刺されて死んでいった。
村人達は長松のおもしろい顔を見て、笑いながら泣いた。

その村ではやさしい長松を忘れない様に、べろだしちょんま、という人形を作ったということです。 」

もうねえ、こんな優しい兄さんになってほしいものだわ。っていうか、読んだ時はもっとぐわわっときたものです。これ、実話だったんですねえ。佐倉宗吾の話…、これ講談や歌舞伎にもなってますな。


■で、斉藤隆介なら、忘れてはいけない絵本…滝平 二郎の切絵は何故こんなに怖いのでしょう…

斎藤 隆介, 滝平 二郎
モチモチの木