7章完結
7章がもちろん、圧倒的に長くはあったけれど、
定期的にメインストリーが更新される分、
7章の開始からは
体感的に長くは感じなくて、
全てを読んだ今は、
終わってしまって悲しい気持ちの方が強い。
どちらかといえば、
6章が完結して7章が始まる前の空白期間の方が
長かったように思うけれど、
無料で読めるゲームで
ここまでのストーリーを用意するのは
絶対手を抜かないという
運営の意思を感じる。
リドル教官とイデア氏のタッグ
7章でワクワクしたシーンの一つは
リドルくんとイデア氏が
共闘(?)しているところ。
相性最悪の2人が協力するのは、
王道の展開ではあるけど、
いつもは押されがちなイデア氏が
リドルくんにキレて
逆にリドルくんが冷静になる
流れは芸術的だと思う。
分厚いマニュアル本数冊(しかも、段々、量が増える)
を3分で読んで理解して実践しろという無茶振りに、
初めは無理だと言っていたのに、
トランプ兵の安全を優先するため、
イデアがオルトではなく、
リドルくんを召喚したというのを知って、
本気を出すリドルくんは格好よかった。
そこから、無事にチートツール開発の
時間稼ぎを成功させつつ、
リドルくんがイデアの凄さを
理解する展開が熱い。
なんなら、もっと勉強したいっていう
リドルくんが将来的に、
そっちの世界に興味を持つとかが
あれば熱いけれど、さすがにないか。
圧倒的お兄ちゃん力
イデアと連絡できず、
不安になっているオルトくんに、
トレイ先輩とシルバーくんが
オルトくんの不安な気持ちを
落ち着かせてくれるところは
見ていてほっこりする。
3年生で面倒見のいいケーくんが
トレイ先輩とシルバーくんの2人を
「お兄ちゃん力」って表現で評価するのが、
なんか嬉しい。
タイトル画面回収からのゲームシステム展開
ツイステがゲームだからこそ、
できる手法。
イデア氏というキャラを最大限生かした
シナリオがすごい。
イデア氏が喋る時は特に、
筆が乗っているなって感じがする。
チートツールという単語だけでは、
イマイチ、ピンときていなかったけれど、
こういうことかと納得。
マレウス様の夢を乗っ取って、
ツイステのゲームシステムを
夢の中で具現化して、
マレウス様を
ゲームマスターから
プレーヤーキャラにすることで
レイドバトル形式で
対決できるフィールドを
展開するとか、
考えた人は天才か!?神か!?
って賛辞を送りたい。
ドリーム・フォーム・チェンジ!
オバブロ組のドリチェンを見れるの助かる。
トップバッター、結構、ノリノリで
やってくれるヴィル様が
かわいい。
案の定、1番嫌がってそうなオジたんも
もちろん恥ずかしがるわけではなく、
ラギーから野次を飛ばされつつ、
カイワレ大根(イデア氏)を
肉巻きにして食ってやると、
圧倒的余裕を見せるのはさすが。
他人の夢の内容が見れると気づいて、
他人の弱みを握るために
急いで内容を確認しようとする
アズール氏も相変わらずで草。
絶妙なタイミングで
バトルフィールドに送り込まれるのも
含めていい。
目覚めのラスボス戦からの奇跡
夢からの目覚めとともに、
マレウス様がドラゴン化するという
大ピンチではあったけれど、
寮長副寮長の指示だしの連携とか、
イデア氏のことを理解している
イグニハイド寮生が
マジホイ用意してくれるのは
今までの積み重ねがあっての展開で嬉しい。
夜明けの騎士の甲冑姿のシルバーと
茨の谷の近衛兵姿セベクが
マレウス様に立ち向かって、
最後の最後にリリアちゃんが2人を庇って倒れる
ところまで含めて
いいラストバトルだったなと思う。
バトル後に、リリアちゃんの呼吸が止まった中で、
マレウス様の折れた角と
シルバーの形見の指輪が共鳴して
マレウス様とシルバーが強く願い祈ることで、
奇跡的に生き返るという流れも、
「眠れる森の美女」や「マレフィセント」
の流れを汲みつつ、
ディズニーらしい展開だと思う。
終わりこそ美しく
7章の大きなテーマは「夢」だけれど、
「家族も」その一つだと思う。
血の繋がる家族も、
血の繋がらない家族も
それぞれ登場するけれど、
マレウス様に欲しいものを
聞かれたシルバーが、親父殿に
ヴァンルージュの姓が欲しい
というのは、
めちゃくちゃ美しい終わり方
だなって思う。
このシーンを想定して、
シルバーにわざと姓をつけない
のを考えた人はすごい。
親父殿の正体
シルバーが
親父殿=リリア先輩であるというのを
公言したけれど、
マッスル紅とネクラ侍の
種明かしは未だだから、
次のストーリーあたりで、
そこも触れられるのかな。
監督生が現実世界に戻って来られるのかとか
ゲーム開始時の意味深なバトルとか、
まだまだ謎の部分は多いから
今後のストーリーも楽しみ。