皆さま、おはこんばんちわ👋ヤァ😃


今回は、プロレスラーのニックネームの話をします。


今でも、「燃える闘魂」アントニオ猪木、「レインメーカー」オカダカズチカ、「100年に1人の逸材」棚橋弘至と言ったように、プロレスラーには通り名、ニックネームが存在します。


この通り名を、世に広めた人物がいます。


前回のプロレス伝説(以降、伝説)を読んで下さった方には、前回の続き?になります。


ニックネームを広めた人物とは?


古舘伊知郎アナウンサーです。


冒頭「燃える闘魂」も古館アナが名付けました。


他にも、「ネプチューン」ハルク•ホーガン、「不沈艦」スタン•ハンセン、「炎の飛龍」藤波辰爾、「四次元の虎戦士」タイガーマスク、「獄門鬼」マサ斎藤、「革命戦士」長州力など、枚挙に暇(いとま)がありません。


そもそも、プロレスラーに、なぜニックネームが付いたかと言うと古舘アナ曰(いわ)く、「プロレスラーの出で立ちを見ていたら、頭にパッと浮かんでくる」とのこと。


こうしたニックネームの効果もあって、当時の子供たちを筆頭に、国民のプロレスラー認知度が急上昇しました。


今風に言えば、トレンド入りしていた、バズっていたと言ったところです。


聞くところによれば、当時の子供たちが、公園の砂場でプロレスごっこをやる時に、ニックネームのカッコ良さで、自分たちがなりきるプロレスラーを選んでいたとか?いなかったとか?


このニックネーム文化?は、のちに古舘アナの後輩で、前回の伝説でも取り上げた辻義就アナ以降現在まで脈々と受け継がれています。


もちろん、これはファンだけにとどまらず、マスコミもニックネームを引用するようになり、果てはプロレスラー本人たちにまで浸透していきました。


ちなみに、辻アナが名付けた物には、「破壊王」橋本真也、「ノーザンライト革命児」馳浩(現、石川県知事)、「サムライ戦士」「ド演歌ファイター」越中(こしなか)詩郎、「革命龍」天龍源一郎……こちらも枚挙に暇がありません。


ニックネームが、プロレスラー本人にも浸透したと話したように、昨年引退された武藤敬司さんは、海外修行後の「スペースローンウルフ」こそ辻アナ命名と記憶していますが、のちに「ナチュラルボーンマスター」「ジーニアス」「シンボル」と、自らニックネームをコロコロ変えていきました。


この武藤敬司さん以降の若い世代から、プロレスラー自身がニックネームを売り出すようになりました。


それこそ、前述の「100年に1人の逸材」や「レインメーカー」時代の到来です。


こうして、プロレスラーのニックネームは、一つの文化のような立ち位置へと登り詰めて行ったのでした。


前回の伝説で、辻アナの失敗談を紹介しましたが、古舘アナも下手すりゃ命に関わる!?大失敗?をやらかしました。


ニックネームが世に浸透して行く様(さま)に気を良くしていた古舘アナでしたが、身長220cm、体重230㎏のアンドレ•ザ•ジャイアントと言うレスラーに「歩く人間山脈」「一人民族大移動」と言うニックネームを付けて実況していました。


これだけ世に広まったニックネーム文化でしたから、この「人間山脈」やら「一人民族大移動」の噂は、あっという間にアンドレ本人の耳に入りました。


古舘アナは、プロレスラーのワイルドさを伝えんとすべくよかれと思って名付けたのですが、噂を耳にしたアンドレは「誰だ❗ふざけた事を抜かしているヤツは!?💢💢叩き潰してやるから呼んで来い💢💢」と大層怒り狂ったそうです。


その後、古舘アナがどうなったかはわかりませんが、現在の姿から無事だったかと安心しております。


先日、レインメーカーオカダカズチカ選手が新日本プロレスを退団しましたが、これからこの先、どんなツワモノが現れ、どんなニックネームを名乗ることになるのか?


そう考えただけで、前後左右、果ては斜め角度から見回してもプロレス界の未来は、前途洋々明るい明るい。



八🍙