死／決して死ぬことのないもの

こんばんは🌙

最近、雨上がりのお空がカラフルで見入ってしまう。

肉眼で見てると七色に見えるのに、こうして写真になると伝わらない

今日は月に一度の観察ワークでした。

毎回テーマがあって、そのテーマに沿ったワークがあります。

今回は「バイオグラフィー」

シュタイナーのライフチャート(人間の成長)に沿って、自分の人生を振り返るこのワーク。

確か、2013年の1月2月に学んで以来、自分のライフチャートには深く触れていません。

その時もしっかりとは見てなかったと思います。

ふんわりと触った感じ。

今、そこに向かうのには意味がある。

このタイミングで私が私の過去に向き合うことには、どんな意味があるのか。

深く考える事なく取り組み始めて、幼い頃の記憶がほとんど浮かんでこない事を改めて自覚する。

それでも断片的にフラッシュバックする記憶。

豊かさは感じられないけれど、現実として私が感じていた感覚と感情を、かろうじて拾った。

皆んなのシェアが始まるまで気持ちは重くはなかったのに。。。

今回の私のシェアは最後でした。

皆んなのシェアを聴きながら、どんどん思い出す自分の記憶。繋がっていく自分と仲間の記憶。

私の痛みも、忘れていた豊かさの記憶も、人の記憶を通して溢れてくる。

無意識にまだ自分は特別だと思い込んでいた。

私の痛みの気持ちは誰にも分からないという意識が、皆んなのシェアで緩んで行きました。

瞬間に、あるカードが浮かんできました。

「死／決して死ぬことのないもの」

私がトランスフォーメーションタロットカードと出会って、1番初めに出たカードです。

あなたの注意を、あなたの内側にあって決して死ぬことのないものを見る方向に向けなさい。

あなたは今死んでいるもの、あるいは去ったものに手放しになる用意が出来ています。それを呼び戻そうとすることを忘れなさい。そして、それが過ぎ去っていったことを個人的に捉えてはいけません。

冒頭、この言葉から始まります。

物語を簡単に説明すると、子供を亡くした母親が嘆き悲しみ仏陀の元を訪れます。仏陀はその母親に、町に行って一度も死を経験したことのない家から少しの芥子種をもらってきなさいと笑って言います。母親はそれが出来たら子供を生き返らせて貰えると思い、急いで行って一日中訪ね歩いた結果、どの家も悲しい死を経験していて一つも死を経験したことのない家は見つからず、夕方には死は個人的に起こることではなく人生の一部なのだと言う事を深く理解し、仏陀の元に戻り自分の中で決して死ぬことのないものを知りたいと出家を願い出たと言うお話です。

最初は意味が理解出来ませんでした。

学ぶ上で知識として理解出来てはいました。

でも、本質として感じ切れてはいなかったので、このカードが出た時、深くカードに入り感じることが難しかった。

今日、自分の人生を通してこの決して死ぬことのないものの母親の感覚を受け取りました。

頑なに自分の悲しみを握りしめていたけれど、皆んなの中にも同じ様に、経験と言うカケラを観ました。

皆んなのシェアを聴きながら涙が出てきてびっくりした。

悲しみとは違う、感動の涙でした。

自分のシェアは思っていたものとはかけ離れてしまった。

けれど、自分の魂に繋がるとても大きな気付きが起こりました。

直接の昇華は、こんな風に感じるのだな。

こんな突然起こるのだなと、自分の中で溢れる感情を抑えきれませんでした。

私のシェアを見守り聴いてくれた皆さんに感謝します。