徒然草 RC2 -6ページ目

iOSアプリ紹介【Auria】

梅雨明けましたね!!
夏だ!ヽ(゚∀゚)ノ
俺の季節だ!!ヽ(゚∀゚)ノ
気分が否応なしに上がるのも仕方ない。
だって夏だもんwwwwwwww


閑話休題。


今回は前回に引き続きiOSアプリの紹介です。
別にこのブログはiOSアプリ紹介ブログじゃないんだけどさwww
でも音楽をやってる人にはこれは絶対紹介したいソフトなのでご容赦ください。

今回紹介するのはこちら。

$徒然草 RC2
Auria


前回のNAMMショーで話題をかっさらったアレですね。
簡単に言うとiPadを48トラックMTRに変えてしまうとんでもないソフトですw
メーカーが出しているイメージ画像があるのだけど、

徒然草 RC2


この画像1枚で全てが伝わるかとwww
つまりこう言う事なんです。
でもまぁさすがにこれだけだとアレなので、もうちょい中身を見ていきます。


まずAuriaはiPad専用アプリです。
iPhone、もしくはTouchしか持ってない方には残念な事だけど、このアプリの目的を考えた時にiPhoneやTouchのサイズの画面ではどう考えても破綻するのは目に見えているので当然と言えば当然ですねwww

じゃあ公式ページにある特徴をざっと紹介していきます。
数が多いので、時間のない人は斜め読みでおkですよw

・最大48トラック同時再生(1つのiPadでは24トラックまで)
・最大24トラック同時録音(カメラコネクションキットを使ってUSBインターフェースを使った場合)
・44.1kHz / 48kHz / 96kHzでの録音に対応(初代iPadでは48kHzまで)
・ビンテージ風チャンネルストリップが全てのチャンネルに付属(エキスパンダー・EQ・コンプ)
・マスターチャンネル用にマスターストリップ付属(バスコンプ・EQ・マスタリングリミッター)
・64bit浮動小数点演算によるミキシング
・サードパーティによるVST対応(ただしiOS専用VSTである事、その購入はAuria内で行われる事が条件)
・AAFファイルのインポート・エクスポート対応。他DAWとのトランスポート可。
・Convolution reverb、ClassicVerb、StereoDelay、StereoChorus、ReTuneが付属
・8つのサブグループと2つのAUXが使用可能
・とてもパワフルな波形編集
・とても柔軟なスナッピングツール(註:ProToolsで言うBeatDecetive?)
・Dropbox、SoundCloud、Sound Copy/Pasteにネイティブ対応
・CPU処理を抑えるトラックフリーズ機能
・全てのコントロールやグラフィカルコントールに於いてオートメーション可
・ポートレートモードでは100mmフェーダーを使用可
・ルーラーは時間、小節、サンプル数、SMPTEから選択可能
・オートパンチインモード搭載
・WISTによる他アプリとのシンクにも対応
・AuraLinkにより2台のiPadを同期可能。これにより96kHz、48トラック録音に対応可
・全てのトラック、サブグループ、AUXについて遅延補正機能付き
・メーターモードはPre/Post、RMS/Peakから選択可能
・もちろんPANも操作可能
・多種のサンプルレートは自動で適切なモノへコンバート
・メトロノーム付き

といった感じです。
疲れたwwwwwww

いやしかしこうやって翻訳しながら書いてて、軽く震えました(゚Д゚;)
機能として一般的なDAWが備えていて欲しい機能は一通り全部備わってますね。
これはマジで凄い事だと思います。

特筆すべき機能としてはAuraLinkですかね。
2台のiPadを(恐らくBluetoothで)リンクさせる事によって処理を分散化し、その分許容出来る処理のパイを増やす事で、モバイル環境(しかもスタンドアローン)でありながら96kHzでの録音に対応し、しかもそれが48トラック同時録音…とんでもないですね。
うちにあるDigidesign 003rackでもそんな事出来ないんですけどwwwwww/(^o^)\


一応逆にちょっと気になった事もいくつか挙げておきます。
1:値段
これはもう誰しもが気になる所だけど、2012年7月17日時点で4300円です。
これを安いと取るか高いと取るかはその人次第だけどね。
iOSアプリとしては高い方だと思うけど、機能を考えたらこの5倍してもおかしくないんだけどwww

2:iOS専用VSTの今後について
まずこれを誰かが本腰いれて作って貰わないとなかなか厳しい訳ですw
もちろんただのMTRとして使うだけならプリインストールされているものだけでもおkだと思う。
けれどそこから先、もう1歩突き詰める為には間違いなく足らなくなるのは目に見えてるのだけども、俺はあまりよく知らないけどiOS用VSTが今どの程度出ていて、それがどの程度Auria内で認可されているのか。
そう、これも問題ですね。
Auria内で購入したVSTしか使えないんですよねー(;´Д`)
つまりフリーのVSTはほぼ全滅…かも。

3:日本語対応未定
ま、しばらくはそうでしょうねwww
この手のソフトにはありがちなので、皆さん慣れてるから大丈夫だと思いますけどw

まぁ無理矢理挙げるならここら辺でしょうかw
それくらいこのソフト自体には欠陥があまり見当たらないですねーwww
後は実際の使用感とかは環境にもよるので言及は避けておきます( ´ω`)



と言う訳で、今回はAuriaの紹介でした。
NAMMで発表されて以来とても注目を集めたアプリだけど、いやぁ期待以上でしたねぇ。
今後このソフトを超えるiOSアプリってなかなか出てこないかも。
後は今までのDAWとは明らかに操作感が違うので、そこがどう評価されるかですねー。
最後に動画貼っておきます。



もちろん英語ですがwwwww\(^o^)/
ただこれを観て貰えれば、否が応でも期待感は高まらざるを得ないと思います(゚∀゚)♪



ではまた(・∀・)ノシ

iOSアプリ紹介【iCircuit】

はい、皆さんこんにちは^^
今日も元気にブログを書いてみたいと思いますw
ちょっとしばらくは頑張りますよ(`・ω・´)


今回はちょっと音楽から外れてiOSアプリの紹介。
今回紹介するのはこちら。

$徒然草 RC2
iCircuit


まぁ極一部のニッチな方向けのアプリなのはご想像通りwww


最近ある回路をずっと考えてるんですよ。
あーでもない、こーでもないと頭を捻りうんうん唸ってる訳なんですが。
とりあえず適当な回路が出来たとするじゃないですか。

$徒然草 RC2

適当な1石増幅回路ですがw
色々計算してこうなったら、次は実際どう動くかを確かめたい訳ですね。

そこでこのソフトの出番です(`・ω・´)

まずiCircuitに回路図通りにパーツを置いてきます。

$徒然草 RC2

すると勝手に回路が動き出しますw

$徒然草 RC2

回路のどっかをタップすると、その部位での電圧や電流量などが見れます。

$徒然草 RC2

更にそれをグラフ化する事も出来るし、

$徒然草 RC2

2点を比較する事も出来ます!!

$徒然草 RC2

そしてグラフを最大化する事も出来ます。

$徒然草 RC2

回路のシミュレーションを一通りiPhoneやiPadの中で出来てしまうんですねー。
いやぁ凄い時代になったもんだwww

もちろん弱点もあります。
最大の弱点は素子が全て理想素子だという事。
一般的にこの手のシミュレータは素子の性質までシミュレートしてくれるもんなんだけども、このアプリの場合は各素子が理想素子としてしか扱われない為、例えばオペアンプ1個で1000倍増幅とかやっても全く歪みなく増幅してくれちゃいます/(^o^)\
まぁホントに自分の作った海路が理論的に間違っていないかどうかをチェックする為のアプリと切り分ける方が無難ですね…w

でも、コレのお陰で面倒な計算をしなくても設計が進むので超楽ですw
コレは本当に導入して良かったwww


そうそういないだろうけど、回路設計者には是非お勧めです!!w
出先で回路思い付いた時とかもすぐにパッと試せるのが大きいですな。
それに直接指でパッパと置いていける直感性も素晴らしい。
ただiPhoneだと表示が小さすぎてなかなか辛いですが…w


と言う訳で今回はiCircuitの紹介でした!!
ではまた(・∀・)ノシ

$徒然草 RC2
iCircuit

SM57 TapeOpMod(トランスレス改造):実聴編

さて、TapeOpModの詳細を前編後編と2回に渡って書いてきた訳ですが。
最後に実際のとこどうなの?ってのをお話しします。





その効果を測定するに当たって2つの方法を考えました。
1つはホワイトノイズを用いた定量的な測定。
もう1つは実際に録音した音を比較する感覚的な測定。

まずは定量的な測定から。
これは簡単で、ProToolsにホワイトノイズを取り込み、それをスピーカーから流したものをマイクで集音、それをProToolsで録音するだけです。
グラフを作成するに当たって、マスターチャンネルにスペクトルアナライザープラグインを挿し、RMS値でのピーク値を記録→撮影という方法をとってます。
なので必ずしも正確な特性は出ないけれど、まぁ参考までにって事で。
俺のモニタスピーカーはツィーターが付いてる2スピーカーなので、こんな感じのマイキングにしました。

$徒然草 RC2

メインスピーカーとツィーターの間を20cm位の距離から狙います。
まずはホワイトノイズ本来の波形はこちら。

$徒然草 RC2

大体こんなもんです。
では実際に見ていきましょう。
まずはノーマルの57から。

$徒然草 RC2

メーカーの公称値と比べると

$徒然草 RC2

まぁそこそこ良い線行ってますね。
この方法だとスピーカーのクセも反映されてしまうので、必ずしも厳密ではないんです。
次にModした57はこちら。

$徒然草 RC2

うーん、なるほど。
分かりにくいのでレベルをそろえたモノを重ね合わせてみてみますかね( ´ω`)

$徒然草 RC2

緑の線がModしたものの特性です。
こうやって見ると、特に低域側の特性が補正されているのが分かると思います。
反面高域側の特性はそこまで数値に出てませんね。。


次に実際に録音したものをアナライズしたものを見てみましょう。
環境は、

Gibson ES335

Fender Sidekick Reverb25

SM57 or SM57TapeOpMod

PreSonus BlueTube

Digidesign 003rack

です。
まずはノーマルの57。

$徒然草 RC2

なんか57のイメージに近い波形になりましたw
このレンジの狭さとミドルの押し出し感がいかにも57!って感じッスなwww
ではTapeOpModの方も。

$徒然草 RC2

低域側、高域側両方にレンジが伸びているのが分かりますねー。
また、全体のカーブ自体も少しなだらかになっていて突発的な凹みが減ってます。
ではこの2つも重ね合わせてみます。

$徒然草 RC2

重ね合わせるとより分かり易いですな。
これは聴感的な印象ともマッチした結果が出ました(゚∀゚)♪


最後に実際の音を聴いてみてください。
最初にSM57、次にTapeOpModしたSM57で録音してます。



PC内蔵のスピーカーだと分かりにくいかも知れんけど、ちゃんとしたスピーカーで聴くと明らかにレンジ感が広がっている事と、音の解像度が上がっている事が確認出来るかと思います。
ただまぁ言っても圧縮音源なので差は分かりにくくなってるかも知れないですがw



さて、都合3回に渡って書いてきたSM57改造シリーズでしたが如何でしたか??
個人的にはこのトランス抜き改造はありだと思いました。
ただし、その場合マイクプリには気を付けた方が良いのかもなとも。
ある程度しっかり増幅出来るちゃんとしたマイクプリを使わないとダメかも知れない。
逆に言えばそれがクリア出来ればこれだけの音が録れるってのは素晴らしいですw

また、今回はトランスを取り除くModをしましたが、トランスを交換するModも良いかも知れませんねー。
実際アメリカでは交換用のトランスも販売してます。
今回それも手に入れようと思ったら日本には発送してくれなかったって言う/(^o^)\
なので今度秋葉原で適当なトランスを探してみようと思いますw


ちなみにこのシリーズ、まだ終わりませんw
今度は更にもう1歩踏み込んだModを施しますwww
が、その話はまた今度。

ではまた(・∀・)ノシ


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