ホームページ制作において大切なこと

ホームページ制作において大切なこと

ホームページ制作において大切なことや秘訣をご紹介しているブログです。

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「ホームページなんて簡単に作れる」
「作ろうと思えばだれにでも作れる」
たまにそういう声を聞くことがあります。

技術的な情報はインターネット上に落ちていて、
親切な書籍は豊富にあり、ソフトウェアも発達しているので、
ある意味では正しいかもしれません。

しかしそれは、カレーライスやトンカツを
ぼくでも作ろうと思えば作れるということと同じ話です。
専門店の味や優れた料理人がつくったそれとは、やはり絶対的な差があるでしょう。

少し例えが極端だったかもしれませんが、
特にホームページの場合は、モニタに映し出されている見た目がすべてではありません。
見た目を支えている「HTML」というプログラム言語。
これをどれだけ正しくきちんと書いているかが、
表示速度や使い勝手、検索エンジンでの表示順位などに大きく影響します。

また、画像作成やバナー作成、FLASHムービー作成などについても、
簡単そうに作ってるわりに料金が高い…という意見もあります。
でも本当にそうでしょうか?

それらを簡単にこなせるための道具や技術・知識を持っているからこそ、
簡単そうにできるのであって、いわば難しいことを簡単にこなすのがプロフェッショナルです。
もちろん、お客様が知らないことをいいことに、
技術や知識も必要としない単純作業で、高い費用をとる悪徳業者は例外です。

そうした技術的な面だけでなく、ユーザーに響くものをつくるには、
それなりのノウハウが必用です。
多くの情報を整理し、わかりやすく伝えるための情報デザイン能力も重要です。
文章作成能力も求められます。

ホームページはだれにでも作れる。
でも本物をつくれる人は、やはり本物だけなのです。
ツイッターやフェイスブックをやる人が増えて、
ブログをやる意味がなくなったとか、
ブログが衰退しているという声をたまに聞くけど。

それはちょっと違うよなーと思っていました。
フェイスブックなどのSNSとブログは、まったく別物だろう、と。

そしたら、株式会社はてなの近藤さんが
同じような観点でブログについて語っていたので、
そうだよねうんうん、と非常に納得したわけです。

■はてなの近藤さんが語る「なぜ今ブログなのか」
http://jkondo.hatenablog.com/entry/2011/11/19/114109

ブログは単なる日記ではなく「自己表現メディア」で、
フェイスブックは主に、知り合いとの人づきあいツールです。

ぼくがフェイスブックにはまれない一番の理由が、
何かをするたびに「いいね」をしてほしい自分の潜在意識に
素直になれないでいるからです。自意識過剰のダメパターン。
その状態で、正直な自己表現をするのは難しい。

その点ブログは、特定の人たちに向けたものではなく、
ただただ純粋に、自己の表現ができる場です。

そもそもインターネットの凄さっていうのは、
自分の想定外の出会いや体験が生まれることにあって、
それはSNSのようなクローズドな空間ではなく、
従来のWEBサイトやブログのような開かれたメディアでこそ
生まれるものです。

だからやっぱり、ブログはやるべきだと思うんですよねー。
経営者だろうが、会社員だろうが、フリーランスだろうが。
知り合いに向けた日記だけじゃない「自己表現としてのブログ」を。
本質を忘れて、小手先のテクニックでちまちまやっても
効果は一時的なものに過ぎず、優れたホームページには
いつまでたっても成れません。

良質なコンテンツを提供し続けて
ファン (ブックマークやリンク) を増やしていく。
とても大変なことですが、一番大事なことです。

今では、多くの人がブログをやっていて
さらには、mixiやツイッターそしてフェイスブックをやっています。

情報を発信する人が増えたことで
優れたコンテンツは広まりやすくなっています。
そしてソーシャルメディアが成熟すればするほど
検索エンジンという「機械的なランク付け」から
「人間による選定・ランク付け」へと、シフトしていきます。

そうなればますます、良質なホームページだけが
生き残っていくことになりますね。

インチキすれすれのテクニックで
検索エンジンの順位向上にお金をかけてる人がいれば
そんなものは今すぐやめて、手間暇かけた情報更新に力を注ぎ
ソーシャルメディアへの対応をやりましょう。

即効性のある集客が必要な場合は
キーワード広告にじっくり取り組みましょう。
検索エンジンのことを考慮する必要がない・・・という意味ではありません。

ぼくが言いたいのは、過剰にSEOを意識することなく
手抜きをせずに、ちゃんとしたホームページさえ作れば
巷にあふれる小手先の対策なんか不要だということです。

ちゃんと知識のある人がホームページを作れば
いちいちSEOという特別な意識をしなくても
やって当たり前というスタンスで
最低限の対策が自然とできているものです。

そして、ちゃんとしたホームページを作った後は
どれだけ良質な情報を更新し続けることができるか。
そして、どれだけ多くのホームページからリンクを貼ってもらえるか。
これが重要です。

本質を忘れて、小手先のテクニックでちまちまやっても
効果は一時的なものに過ぎず、優れたホームページには
いつまでたっても成れません。
インターネットは相手の顔が見えないので、
ホームページ上で簡単にウソをつくことができます。

実際の会社よりも大きく見せたり
実際の商品よりも綺麗に見せたり
実際のサービスよりも上質に見せたり。

でもインターネットユーザーは、結構簡単にウソを見破ります。
こちらが思っている以上にいろいろなホームページを見て研究し、情報収集しています。
ウソにうんざりしています。だから、正直なホームページを見つけるとうれしくなります。

うれしくなってブックマークに登録する。
繰り返しホームページに訪れるうちにその会社のファンになる。
そのお店のファンになる。運営スタッフのファンになる。

見栄をはらず背伸びもせず、
日々真剣に業務に取り組み、
お客様にサービスを提供する。

そんな会社そのままの姿が、社長そのままの姿が、
スタッフそのままの姿が、サービスそのままの姿が、
正直に映し出されているホームページこそが、
良いホームページなんだと思います。
ホームページをつくる時、ついつい欲が出て、
あれもこれもと内容を詰め込みすぎてしまいます。

どんな会社もお店も、アピールしたい商品やサービスはひとつだけではなく、
いくつもあるから、当然どれもアピールしたい。

その結果、トップページはひどくごちゃごちゃしたものになり、
いったいこの会社は何を売りたいのか?何に強みがあるのか?
さっぱりわからないホームページになってしまうことがあります。

インターネットはご存知のとおり、ものすごい情報量で溢れかえっています。
ユーザーは、自身に有益な情報を探し選定することに必死です。

そんな中で見つけた、とあるホームページ。
とりたてて何の特徴もなく、様々なサービスや商品が特段コンセプトもなく、
ごちゃごちゃと並べられている・・・。
これでは間違いなく、3秒ルールに従ってさっさと別のホームページに移動するでしょう。

なんでもかんでもは、Yahooやamazonなどの大手や、
有名どころのホームページに任せておけばよいのです。

中小企業や店舗がネット上で勝負するためには、
取り扱う情報や商品、サービスを絞り込むことが重要です。
百貨店やスーパーではなく、専門店を目指す。

ポイントは 「特化すること」

もはや一般的な手法となりましたが、たとえば不動産業の場合、
ひとつのホームページに「売買」「賃貸」「管理」「資産形成」などと
すべての内容を放り込むのではなく、
売買なら売買専用ホームページ、
賃貸なら賃貸専用ホームページと、
サービス別にホームページを立ち上げると効果的です。
洗練されたデザインで、随所にセンスの良さを感じさせる。
そんなホームページにありがちな「無機質さ」や「リアル感の欠如」。

綺麗につくってあるんだけど、なんか情報が生きている印象を受けない。
ホームページの向こう側にいるはずの「人」の気配を感じることができない。
そういうホームページは、意外に多いです。

ホームページ制作会社が、クライアントのことをよく知らないまま、
デザインありきでつくった場合や、クライアントの自己満足で
ただただスタイリッシュにつくってしまった場合などに起こります。

ホームページの目的が、大手企業のブランディングであったり、
商品イメージのPRである場合などは、それでも構いません。

でも中小企業やお店が、ホームページを使ってお客様を獲得したい場合
「へーかっこいいね」「センスいいね」で片付けられては困るのです。

ではどうすればいいのか。
「人の気配」 を感じさせるようにします。

インターネットという媒体は、非常に利便性が高い反面、
安心感や信頼性ではやや劣るメディアであると言われます。
膨大な情報の中から、本物を見つけなくてはならないため
ユーザーは自然と、用心深くなっています。簡単に信用なんてしてくれません。

そんなユーザーに安心感を与えるためには
「人の気配」を感じさせることが重要になってきます。
ちゃんとこのホームページの向こう側には人がいますよ、と伝えるのです。
ちゃんと人がいて、ちゃんとホームページを管理して、
あなたの来訪を心よりお待ちしていました、と伝えるのです。

トップページや各ページに、スタッフの顔写真を掲載したり、
スタッフ紹介ページを作ったり、社長の想いを掲載したり、
ブログを更新したり… 人の気配を感じさせる。

ホームページの文章を、自分の言葉で書くことも、人の気配につながります。
どこかからコピーしてきたような、ありふれた文章が並んでいては、
そこに本当の意味での「人の気配」を感じることはできません。