濡れ縁の交換工事をご紹介します。
掃き出し窓から、庭に降りるために備え付けられることが多い木製の濡れ縁ですが、年数が経つと雨や紫外線で痛んできてしまいます。
こちらのお宅でも、20年近く頑張ってくれていたんですが、上に乗れなくなったので、交換したいということで工事を行いました。
耐久年数が高い、アルミや樹脂製の既製品もありますが、お庭の雰囲気や仕様頻度などを考慮して、既存でついていたような、木材の濡れ縁を取り付けることにしました。
木材は屋久杉でウッドデッキ材仕様になっているものを採用しました。
材木の目が詰まっているので、通常の杉材のような軽い感じはなく、濡れ縁を作るのに適したものになっています。
塗装材は外部用のキシラデコールを使用しています。
木材のデメリットである腐食しやすい点をカバーできるように、二度しっかりと塗りこみを行ないました。
もう一つの工夫として、若干ですが、水平ではなく先端に水が流れるようにし、勾配をとってあります。
雨水が流れていく、先端の木口も、塗装を3回重ねることで、腐食しにくいようにしました。
完成品を見て、触って、歩いて確認して頂き、
今までの物よりも、根太の幅が広くなっているので、安心感があると大変喜んでもらえました(^O^)