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この本は、2023年にフランスで出版された本の
日本語版で、今年4月初版発行(翌月即重版)です。

著者は、”多田宏“先生です。
本タイトルは呼吸ですが、
多田先生は、“合気道家”で、
公益財団法人合気会本部師範で合気道九段。

合気道開祖植芝盛平翁の直弟子(1950年〜)だった方。

現在全世界で合気道九段は多田先生ひとりだけ。十段はいません。(過去にはいますが現在はいません)。(小さな流派で勝手に名乗っている人は今もいるかもですが)。
ので合気道界の唯一無二のトップの方です。
現在94歳でバリバリ合気道を指導しています。

で何故この本この方を挙げたかというと、
わたしの先生だ(った)からです。
わたしは高校三年より町道場で合気道を始め、その道場の師範が多田先生でした。
多田先生より合気道を学びました。
多田門下生ともいってもいいかもです。
そこから約10年間ほど道場に通い合気道(や呼吸など)を学びました。
(その後は諸々流派多種大東流合気術をやっています…)。
その後まったくその道場から離れたわけではなく、
2004年、”イタリア合気道創立40周年記念講習会”のとき、イタリア(ボローニャら)にも行きました。
(↑そのときのイタリア講習会。…呼吸本より写拝借)(わたしもどこかにいる…)

合気道とはどのようなものなのかをほぼ知らず多田先生の指導道場で合気道を始め、
道場で指導されることをそのまま真似し覚え、
これが合気道というものなのだなと、一生懸命にやったもんです。

その稽古のなかに、呼吸法がありました。
極端にいうと、稽古時間の1/3くらいが呼吸法でした。
合気道の上達には、呼吸法なんだな、と思い、この呼吸法をやれば合気道が上手くなるんだな、と常に真剣にやっておりました。

がその後その道場にいかなくなった頃から、
この呼吸法は、合気道とは関係ないんだな〜と解りました(厳密には関係はあるが、合気道の一部ではない)。
これは、”中村天風“氏の“呼吸操練”や“クンバハカ”らであることが分かりました。

またこれも合気道と関係あると当時は思っておりましたが、この道場では、黒帯(初段)を取る前に、男性は”一九会“の禅と禊の修行を修めてから、段試験を受けることが暗黙の決め事でありました。
ので学生のわたしも一九会の禅禊修行にいきその修行を受けました(その内容を超簡単に述べると、1日15時間の3日間、声を出し続ける)。
これもあとに分かりましたが、これも合気道とは関係はなく、
あの山岡鉄舟の弟子が創設した修行場でありました。

このほかに、
”気の錬磨“
“断食”
“瞑想”
なども、おこなったり、話しを聞いたり、しておりました。

当時のわたしの多田先生の印象は、
現代に生きる”武士“という感じでした。

これらは全て、合気道家の多田先生が、
ご自分のあらゆる経験から、
これらは“生命の力を高める”。
という結論でおこなっているものです。

というように、
わたしは、合気道を学ぶべく道場に通い始めましたが、
結果、
師範の多田先生より、合気道だけでなく、
中村天風氏の呼吸などや、禅や禊を、高校生のときより学び経験して、それをきっかけにして、さらに呼吸らを自らまなび、
それが今でも活き生き続いているのです。

「呼吸は、生命の力を高める」。

当たり前のこのですが、人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐く、呼吸をしなけらば生きていくことが出来ません。

その呼吸というものをもっと詰める、です。
呼吸は全てに通じる、です。

これらのこと等が書いてあるこの本です。
が、この本を買って読んでください、
という気持ちは毛頭ありません。
(多田先生、出版社、申し訳ありません…)
買って読んでも、
普通の一般の方には、
難しくよく解らないと思われます。

ただ、
呼吸、呼吸法、瞑想、断食、気、らは、
しっかりと人生を生きていくには
とても大事で大切で重要なこと、
であるということです。

本は読まずとも、
専門家に、呼吸らを学びましょう。
呼吸法も指導してくれるジムに。

そして、それを活かして生きましょう。

2011年月刊誌表紙。



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参考。

多田先生の合気道技(動き)を見たい方は


・現在94歳

今年(2024年)5月、合気道演武大会。



59歳時(35年前)↓




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※タンパク質(プロテイン)必須

多くの人は“プロテイン”が足りていない
それでは、病気にも成るし、
若さも保てない。
そもそも身体が出来ない。
そのようなかわいそうな人間にならないように
プロテインをどんどんもっともっと摂りましょう!
すべての不調はプロテインで治せる。

(この著者医師、この本を、推しているということではない。”たんぱく質プロテインが重要で大切だ“ということの例えです)。