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チームの夏合宿に帯同中です。

スポーツは「心・技・体」の3つが全て大事。

なんてことは誰でも、頭では、知っているし、分かっている。

が、実際は、そのスポーツの
「技術」練習にのみ時間をかけ、頭を使って真剣におこなう。

その技術練習をするときの、
意識や集中に比べ、

心=メンタル、
体=フィジカル、
の練習(向上)を、意識し集中しておこなっているのか、といえば、
おこなっていない人が多い。ほとんどだ。
おこなっても、「こなしている」人がほとんどだ。

確かに技術練習は、最も重要だ。

どんなに、心と体が高まっても、
そのスポーツの技術が高まらなければ
そのスポーツは成り立たない。

が、その技術というものは何でおこなっているのかといえば、
体=身体、体力、
でおこなっているわけだ。

身体と体力が(少なからずであっても)
有ってこそ、その技術が成り立つのだ。

回りくどく言うが、このことが重要。

体が存在するから、技が存在するのだ。
体が基礎(土台)となって、その上に技が出来るのだ。

どんなに一生懸命、技術の練習をしても、
その基礎土台である体が、
弱ければ、
それに基づく、技は高まらない。

弱いもの、能力が低いもの、
がベースと成っているもの(体)を使って、
さらなる高い能力のもの(技)を身に付ける、習得する、保有する、
なんてことが出来るはずがない。

技術は、身体と体力が土台となり、おこなう、成り立つものなのだからだ。

あるスポーツを、向上させたい、楽しみたい、勝ちたい。
そこでそのために、技術の練習を一生懸命におこなうことは、正しいこと。
だが、
それに見合った、身体能力が無ければ、技術の習得が追い付くはずがないのだ。

その技術は、身体がおこなっているのだ。

この当たり前のことに、早く気づき、そして、それに基づいて、比例して(技術練習
の量に見合うように)、
体および心を向上させるべくしっかりと正しい行動をとるべき。

ことをおこなわなければ、
そのスポーツのあらゆる向上は、
どこかで必ず頭打ちになる。

そのどこかというのは、
自分の保有する、身体の能力の限界に応じて決まる、ということだ。

「体」は、めちゃ大事だ。
もちろん「心」もめちゃ大切だ。

スポーツのためには、
それらにもっと真剣に取り組まなければだめです。

・・と、
選手に、常に説きながら、
この夏合宿にて、
フィジカルのトレーニングを指導し、
それに関与させたメンタルの指導もおこなっている。

一生懸命練習すれば、それに見合って向上する、なんてものではない。

その取り組んでいるもの、おこなっているものを、
マクロで見て全体を捉えて、
そのそれぞれミクロを全て漏れなく展開しおこなっていくことが、
なににとっても必要なことだ。

ただ単に一生懸命におこなえばイイってものではない。
それが通用するのは、中学生くらいまでだ。

合宿は、普段教えられないもの、伝えられないものが、指導でき、
意識でき、取り組められるので、
とてもいいね。。