幸福な映画人生
イーストウッド91歳
名匠も老いれば
だいたい凡作を作るものなのに
(黒澤しかり)
90を超えて
尚、高い水準の映画を演出とか
もう超人めいていて驚くしかない。
ローハイドでキャリアをスタートさせ
西部劇が衰退したら
イタリアに渡って
マカロニウェスタンに出演
当たって代表作となりスターの仲間入り
ハリウッドに戻って
ハリー・キャラハンとなって
シリーズを当て
アクション映画の役者として地位を確立
一方でB級とみなされる映画を製作、監督
一部、傑作と言われる映画もあったが
長く俳優片手間の映画製作とみなされていた。
それが「許されざる者」で監督としての名声を確立
その後、名作、傑作を続いて世に出し
現存する最高の監督としての地位を築いた。
そして老いてなお
制作意欲衰えず
高いレベルの映画を撮り続けている。
こんな人はいない。
「ミスティック・リバー」とか「ミリオンダラーベイビーズ」は暗すぎて
あまり好きになれないが
その他の後期の作品は
静謐な空気が流れ、高い品性を持つ映画で
私はその作風を愛してやまない。
何かと言えば役者が泣き叫ぶような
くだらない映画しか撮れない日本の馬鹿監督共は
少しはイースとウッドの映画で
人間とは何か
人生とは何かを学べよ
インタビューアーはぜひイーストウッドに聞いてほしい。
当然、小津の映画を知っているはずであり
イーストウッドはどう評価しているのかと
私は同じ空気を見出している。