受け皿としてのブラック
私の勤め先はひどいブラックで
若い社員など
ほぼ365日24時間営業
労働法もへったくれもない世界です。
フルコミッションなので
稼ぐ奴は稼ぐからいいが
結果の出ない大半の社員の時給はコンビニのバイト以下
ひどいものである。
そんな会社にも新卒で入ってくるのがいる。
この会社の採用に関してはいつも感心するのだが
食虫花がきれいな花を咲かせるように
実態を隠して
いかにも魅力的に映るよう
演出と装置に工夫を凝らしている。
馬鹿しかいない会社でも
その辺の要領だけは心得ているのである。
かくして
見た目にきっちり引っかかったのが釣れて
奴隷同然の生活を送る。
何でよりによって
こんなところに入ってくるのか
職業人生で
最初にどんな会社に入るのかというのは
結構、その後の人生を左右するところがあって
ろくでもない中小やベンチャ―だらけの日本で
最初から中小やベンチャーに入るのは
ただ馬鹿としか言いようがないと思うが
仕方がないのである。
最初から
そんなところにしか入れなかった連中が入ってくるだけで
ブラックは
そんな落ちこぼれの受け皿として機能している。
もうじき残業代ゼロ法案が成立するのだろうが
私はこの法案を考えた人の意図がよくわかる。
世の中なんて
9割方馬鹿しかいないから
その馬鹿をひたすらこき使う仕組みを作った方が合理的
そういう判断だろう
その証拠に
残業代ゼロ法案の最大の被害者になるであろう連中は
そもそもそんな法案のこと自体よく知らないし
知ろうともしない。
選挙にもいかない。
ひょっとすると
わけもわからず心情的にそんな政権を支持しているかもしれない。
まことに使い勝手のいい馬鹿なのである。
私は少し前まで
この法案について憤慨していたが
もうそんな気力も失せて
搾取される側に回らなければいいと考えるようになった。
自分の身に何がふりかかるのかわからない連中のことなど
心配する必要はないのである。
たとえどんなにひどい世の中になろうと