原発と原爆
- 原発と原爆---「核」の戦後精神史 (河出ブックス)/川村 湊
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ゴジラと放射能恐怖映画から、アトム、ナウシカ、「原発文学」の数々まで、
さまざま文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、
原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。
【目次】
第一章 ゴジラと放射能の恐怖
1 集合的無意識としての怪獣ゴジラ
2 怪獣と放射能
3 放射性キノコの怪物マタンゴ
4 被爆(被曝)国・日本
5 『死の灰詩集』
6 「ピカドン」の由来
7 「ムクリコクリ」の雲
8 核戦争の恐怖
9 人間としての怪獣
第二章 アトムと原子力の平和利用
1 アトム・コバルト・ウラン
2 原子力の平和利用としての「アトム」
3 「ゆうれい船」の正体
4 原子の火
5 「反核」運動と「反核」異論の功罪
6 映画『生きものの記録』
7 黒澤作品と原爆
8 「はだしのゲン」の敵
9 原爆神話とその克服
第三章 ナウシカとAKIRAの戦後世界
1 アトムを擁護する
2 戦後の原子力研究
3 長崎の鐘
4 「原子病」患者・永井隆
5 再び放射能の恐怖へ
6 「プルトニウム王国」の崩壊
7 フクシマ第一原発震災
8 風の谷のナウシカ
9 自然の自浄作用
10 AKIRAの戦後世界
第四章 「原発」の文学史
1 ゴジラの復活
2 ゴジラは二度死ぬ
3 若狭原発銀座
4 『西海原子力発電所』
5 神の火は消えるか
6 蜂の一刺し
7 青い炎の神話
8 誰が「犠牲」を要求しているのか?
9 “原発ジプシー”という生け贄
10 原発という密室
11 トーキョー第一原発
戦後の日本が世界中の人々に本当に伝えるべきこと、それは、被爆=被曝の体験から生まれた文化、
原子力による被害の文化である―。ゴジラと放射能恐怖映画から、鉄腕アトム、
広瀬隆『東京に原発を!』、吉本隆明『「反核」異論』、黒澤映画『生きものの記録』、
『はだしのゲン』、『長崎の鐘』、『風の谷のナウシカ』、『AKIRA』、「原発文学」の数々まで、
さまざまな文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、
原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。3・11の破局にいたるまで、
私たちはいったい何をしていたのだろうか…。