「相棒」の質的水準の高さ
15日放送の第8話「ボーダーライン」 は非常にすぐれた内容だったようです。
残念ながら見逃してしまいました。
内容は
ある男性が勤務先をリストラされ
派遣社員になるものの
そこで派遣切りにあって再び職を失う。
ハローワークに通えば
年齢のせいで職につけない。
やがてはネットカフェ暮らしになり
生活保護を申請しても相手にされず
やむなく「名義貸し」という犯罪に利用される。
そういう今ではけして他人ごととは思えない転落の顛末
今、大半の民放ドラマが
空疎な内容であるのに対し
今の雇用の問題をとらえた重いテーマを扱うなんて
「相棒」はやはりグレードが違うようです。
高視聴率が
脚本家に本気の仕事を促している好循環の典型
内容が内容だけに
すぐにも再放送してほしいもです。
私はかつて同じようなテーマを扱った「トウキョウソナタ」という映画を酷評 しましたが
そこには今の雇用問題の表面だけを描いた薄っぺらさがありました。(監督 黒沢清)
それに比べ
相棒の第8話は未見ながら
ストーリー展開を見る限り
今の雇用問題の実相をよくとらえた作品だったようです。
脚本:櫻井 武晴
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