安易に”地獄”と言うなかれ
今年も暮れに
プロ野球を首になった選手の再生ドキュメントが放送されます。
その予告編では
さかんに地獄という言葉が使われていました。
家族を抱えているのに
突然、自由契約
そこに家族のトラブルも重なる。
それでもまだ現役への未練があってトライアウトを受ける「地獄」の日々
その程度のことを
地獄とは言うのはどうなんでしょうか?
憐憫の押し付け、貧しいボキャブラリー、類型的表現という気がします。
雨露をしのぐ屋根があって
三度三度の食事ができる。
そしてあたたかい布団にくるまって寝ることもできる。
これのどこが地獄なのか
地獄とは
食事にもこと欠く状況
餓死寸前とか
あるいは戦火の中にあって
明日をも知れない日常
そういう状況を地獄というのであって
いざとなれば力仕事で稼ぐことも可能な状況など
地獄と呼ぶには当たらないと思います。
テレビ番組を作る人間は
今は思慮の浅い人が多いから
安易に地獄などという表現を多用する。
その程度のことを地獄と言うのでは
閻魔様も苦笑せざるをえないでしょう。
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