安易に”地獄”と言うなかれ | インディペンデントで行ってみよう!

安易に”地獄”と言うなかれ

 

今年も暮れに

 

プロ野球を首になった選手の再生ドキュメントが放送されます。

 

その予告編では

 

さかんに地獄という言葉が使われていました。

 

家族を抱えているのに

 

突然、自由契約


そこに家族のトラブルも重なる。

  

それでもまだ現役への未練があってトライアウトを受ける「地獄」の日々

 

 


その程度のことを

 

地獄とは言うのはどうなんでしょうか?

 

憐憫の押し付け、貧しいボキャブラリー、類型的表現という気がします。

 

雨露をしのぐ屋根があって

 

三度三度の食事ができる。

 

そしてあたたかい布団にくるまって寝ることもできる。

 

これのどこが地獄なのか



地獄とは

 

食事にもこと欠く状況

 

餓死寸前とか

 

あるいは戦火の中にあって 


明日をも知れない日常

 

そういう状況を地獄というのであって

 

いざとなれば力仕事で稼ぐことも可能な状況など

 

地獄と呼ぶには当たらないと思います。



テレビ番組を作る人間は

 

今は思慮の浅い人が多いから

 

安易に地獄などという表現を多用する。

 

 

その程度のことを地獄と言うのでは

 

閻魔様も苦笑せざるをえないでしょう。




戦力外通告―プロ野球を「クビ」になった男たち/著者不明
¥840
Amazon.co.jp