貴意には添えない。
就職や転職で苦労した人なら
この言葉に出会ったことがあるだろう。
初めて目にする人は、多分幸運な人だ。
私も何度この言葉を目にしたことか
わかりきったことかもしれないが
念のために説明すれば
就職や転職で希望の会社に応募したが
書類選考や面接で
落とされたときにもらう連絡で
「残念ながら、貴意には添えない」という表現で
不合格を伝えられる。
便利できれいな言葉だ。
これを思いついた人は言葉の天才だと思う。
私が初めてこの言葉を目にしたのは、就職で最終選考で落とされたときだったか。
最初、何のことかわからず
しばらくして世の中にはうまい表現があると感心した。
この言葉には
応募者のプライドを損なわないよう
尊重しつつ
しかし採る気は毛頭ありませんと明確に伝えている。
ある意味、きわめて日本的な表現である。
雇用環境悪化が続く今日
今日もこの言葉を伝えられる人は多いだろう。
この言葉を目にして平気な人はいないと思うが
めげずに頑張ってほしいものだ。
